【デジタルハリウッド】Exploring New Education in Digital 近未来教育フォーラム2010 開催レポート

デジタルハリウッドでは、企業や教育関係の皆様に、デジタルコミュニケーション時代に対応した私どもの実践的な教育研究の取り組みについてご理解・ご意見を頂くため、「近未来教育フォーラム2010」を開催いたしました。

近未来教育フォーラム2010について

近未来教育フォーラム2010について

時代の急速なデジタル化、グローバル化に伴い、社会で様々な課題が浮き彫りとなっている昨今、デジタルハリウッドでは専門職大学院「デジタルハリウッド大学大学院」、四年制大学「デジタルハリウッド大学」、専門スクール「デジタルハリウッド」などにおいて、次世代を担う人材育成に取り組んでまいりました。
そして、去る2010年11月30日に近未来教育フォーラムを開催し、企業や教育関係の皆様に、デジタルコミュニケーション時代に対応した私どもの実践的な教育研究の取り組みについてご理解・ご意見を頂くと共に、進化するデジタルコンテンツに関する今後の展望などについて、有識者の皆様、ご参加の皆様と活発な情報交換を行ないました。その様子をレポートいたします。

【基調講演】デジタルコミュニケーション時代の人材育成

デジタル化、ネットワーク化、グローバル化が進む現代において、人類社会は従来の枠組みを超え、自らで新しい世界を築かなければならない状況に置かれている。デジタルコミュニケーションが世界のどの地域においても社会インフラとなる時代、どのような人材が必要とされるのだろうか?新たな社会を築く人材育成を行うため、教育機関は、企業は、そして日本は何を為すべきなのか?
文部科学委員会の委員を務められ、次世代の日本を担う人材教育について英語教育、ICT教育を推進されている衆議院議員 石井登志郎氏、国際派ビジネスマンとして熱いメッセージを放つ宋文洲氏とともに、従来の大学教育とは一線を画した斬新な取り組みで大学を立ち上げた本学学長の杉山知之が、次世代の教育と社会のあり方について存分に語りあい提言を行った。

※当初ご登壇を予定しておりました文部科学副大臣 鈴木 寛氏、衆議院議員 石井登志郎氏は、公務の関係で急遽欠席となり、文部科学省大臣官房企画官 伊藤学司氏にご登壇頂きました。石井登志郎衆議院議員には当日ビデオにてコメントをいただきましたので、その内容を本文にて一部ご紹介させていただきます。

講演者
宋 文洲 氏
ソフトブレーン(株)マネージメント・アドバイザー
伊藤 学司 氏
文部科学省大臣官房企画官(鈴木副大臣室担当)
杉山 知之
デジタルハリウッド大学学長 工学博士

【特別対談】デジタル時代に求められるビジネススタイル「プロデュース」とその能力開発

2005年よりデジタルハリウッド大学大学院ヒットコンテンツ研究室にて行なっている“ヒットを生むプロデューサーの能力分析”の研究の結果、EQ(※)能力及びEQ行動特性から、ある特徴的な能力像のモデル化に成功した。コンテンツ産業に関わらずさまざまな領域の能力開発に対して可能性を示すと思われるそのモデルとは?本セッションでは、人財開発の有識者との議論も交えて、21世紀に必要とされる能力像とその開発の可能性を探った。

※EQ:感情をコントロールする知性、ヒットを生み出すために重要な能力のひとつ

講演者
橘・フクシマ・咲江 氏
G&S Global Advisors Inc. 代表取締役社長/コーン・フェリー・インターナショナル(株) アジア・パシフィック地域 最高顧問
吉田 就彦 氏
デジタルハリウッド大学大学院教授/(株)ヒットコンテンツ研究所 代表取締役社長

【セッション1】世界とつながるデジタルハリウッド流英語教育 ~旧態依然とした英語教育からの脱却~

【セッション1】世界とつながるデジタルハリウッド流英語教育 ~旧態依然とした英語教育からの脱却~

従来の「教養としての英語教育」の枠を超えた「デジタル時代の実践的英語教育」を実例を通して紹介し、英語教育の将来像および課題を考えた。

講演者
マイケル・リンゲン 氏
デジタルハリウッド大学講師/(株)ALPHA Frontiers 代表取締役

【セッション2】デジタルハリウッド大学の教育改革 ~全員参加型授業と継続的教育改善のためのFD技術~

【セッション2】デジタルハリウッド大学の教育改革 ~全員参加型授業と継続的教育改善のためのFD技術~

授業毎に学生が教員を評価する「エヴァリエーションシステム(=教員評価)」と、それをフックにした授業改善、授業手法についての取組みを紹介する。

講演者
杉山 知之
デジタルハリウッド大学学長
羽根 拓也 氏
デジタルハリウッド大学客員教授/(株)アクティブラーニング代表取締役社長

【セッション3】産学協同研究「スクールPad構想」 ~「電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会」における取り組み~

【セッション3】産学協同研究「スクールPad構想」 ~「電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会」における取り組み~

iPadなどを用いた効率的学習システムを活用し、デジタルコンテンツクリエイター育成における新手法の実現を目指した産学協同研究の取り組みを報告した。

講演者
栗谷 幸助
デジタルハリウッド大学講師
はが 弘明 氏
(株)デジタルナレッジ 代表取締役
阿部 勝孝 氏
(株)ボーンデジタル/(株)ワークスコーポレーション

【セッション4】電子書籍は儲かるのか!?新出版ビジネス奮闘の今と未来

【セッション4】電子書籍は儲かるのか!?新出版ビジネス奮闘の今と未来

「旧来ビジネスモデルからどう脱却するのか」という出版、新聞等の紙メディアが直面する課題に対峙しているゲストを招き、解決のヒントと事例を紹介した。

講演者
福永 充利 氏
デジタルハリウッド大学大学院客員教授/(株)Impress Touch取締役/(株)kazeniwa 代表取締役社長/モバイルマーケティングソリューション協議会 理事
福岡 俊弘 氏
デジタルハリウッド大学客員教授/(株)アスキー・メディアワークス週刊アスキー総編集長 ケータイ週アスプロデューサー TokyoKawaii Magazine 編集長
速見 裕 氏
(株)ポルタルト 代表取締役

【セッション5】メッセージデザイン時代の教育手法

【セッション5】メッセージデザイン時代の教育手法

デザインの基本的な概念を元に、デザイン概論や色彩論などの具体的な授業内容を引きながら「メッセージをデザインする」という考え方を学ぶ教育手法を紹介した。

講演者
南雲 治嘉 氏
デジタルハリウッド大学教授/(株)ハルメージ代表取締役/NPO法人日本カラーイメージ協会 理事長/先端色彩研究室 室長

【セッション6】ただ「つぶやく」だけでは意味がない! ~デジタル時代における企業と消費者とのコミュニケーションとは?~

【セッション6】ただ「つぶやく」だけでは意味がない! ~デジタル時代における企業と消費者とのコミュニケーションとは?~

「Twitter、始めてはみたものの…」という広報担当必見。ソーシャルメディアなど、様々なデジタルツールが氾濫する今、企業と消費者とのコミュニケーションを考えた。

講演者
匠 英一 氏
デジタルハリウッド大学教授/eマーケティング協会専務理事
内山 幸樹 氏
デジタルハリウッド大学大学院客員教授/(株)ホットリンク 代表取締役社長
本多 忠房 氏
デジタルハリウッド大学大学院客員教授/(株)サイバーエージェント インターネット広告事業本部 ビジネスディベロップメントディヴィジョン エグゼクティブコンサルタント

【セッション7】アニメクリエイターに未来はあるのか? ~変われないアニメ産業にデジタル化がもたらすものとは?~

【セッション7】アニメクリエイターに未来はあるのか? ~変われないアニメ産業にデジタル化がもたらすものとは?~

アニメ業界の課題を打開すべく取り組んでいる本学でのデジタルアニメ制作カリキュラムと、そこから輩出される人材が与え得る業界への影響と展望について考えた。

講演者
竹内 孝次 氏
(株)テレコム・アニメーションフィル 取締役社長
与澤 桂子 氏
デジタルハリウッド大学非常勤講師/(株)テレコム・アニメーションフィルム/アニメ塾チーフ

イベントを終えて

デジタルハリウッドは、今後も、次世代を担う人材育成について教育研究をすすめ、デジタルコミュニケーション時代における、企業と学校の人材育成のあり方や、次世代を担う人材育成について、教育研究を進めてまいります。

そしてその成果を発表し、皆様にご理解・ご意見を頂く機会を主体的に設けてまいります。