プログラム

【基調講演】13:00〜14:00 定員:180名

教育イノベーションとしてのオープンエデュケーション:開革される人材育成とその先にある未来

ウェブ上で教材や講義が無償で提供され、いつでもどこでも誰でも、新たな学びを得ることができるオープンエデュケーション。この流れは、北米、ヨーロッパのみならず、日本も含め世界的な流れになりつつあります。これは一過的なブームなのか、それとも現在の教育を根底から覆す破壊的イノベーションなのか。今後の人材育成や社会にどのような影響を及ぼし、私たちは何を成すべきなのか。本講演では、カーネギー財団やMITなどで、10年以上に渡ってグローバルなオープンエデュケーションの実践・研究に携わってこられた飯吉透氏をお招きし、オープン化する世界の教育の現状や未来を概観・予見し、人材開発のこれからについてご講演いただきます。

飯吉 透 氏:京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授
飯吉 透 氏:京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授

カーネギー財団知識メディア研究所所長、東京大学大学院情報学環客員教授、マサチューセッツ工科大学教育イノベーション・テクノロジー局シニアストラテジストなどを経て現職。朝日ネット顧問。世界経済フォーラムのグローバル・アジェンダ評議会委員、NHK日本賞審査委員等を歴任。主著にOpening Up Education(MIT Press, 2008)[共編著]『ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命』[共著](筑摩書房, 2010)など。

【特別講演】15:10〜16:00 定員:180名

韓国のデジタル教科書とスマートラーニング

韓国のスマートコリア推進戦略と学校と教育のスマート化について事例を紹介。日本より先に教育情報化が完了し、スマートラーニングが日常的になった韓国の成功と失敗、そこから日本が学ぶことは何かについてご講演いただきます。

趙 章恩(チョウ・チャンウン) 氏:ITジャーナリスト/KDDI総研特別研究員
趙 章恩(チョウ・チャンウン) 氏:ITジャーナリスト/KDDI総研特別研究員

研究者、ジャーナリスト。東京大学社会情報学修士、東京大学学際情報学府博士課程。KDDI総研特別研究員。NPOアジアITビジネス研究会顧問、NPO日韓ITビジネス交流会KJIBC代表。日本経済新聞「ネット時評」、日経パソコン、日経ビジネス、リセマムなどにコラムを連載。
<連載>
日経ビジネス「日本と韓国の交差点」
日経パソコン「Korea on the Web」
リセマム「韓国の教育とIT」

【パネルディスカッション】16:00〜17:00 定員:180名

〜デジタルコミュニケーションで加速するオープンエデュケーションによる教育革命〜その時、学校や企業はどう変わるのか?

先端ICTによって拓かれる教育現場において、企業や教育現場は何に備え、何を変えて行くべきなのか。基調講演者の飯吉氏、趙氏に加え、世界の大学を訪問し、鋭い視点で分析する大学研究家 山内太地氏と、日本のデジタル教科書の推進や2日間で7万人以上の親子を集める「ワークショップコレクション」の主催者である石戸奈々子氏をお迎えし、日本・世界の教育の未来について熱く語り合っていただきます。

パネリスト

飯吉 透 氏:京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授
飯吉 透 氏:京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授
カーネギー財団知識メディア研究所所長、東京大学大学院情報学環客員教授、マサチューセッツ工科大学教育イノベーション・テクノロジー局シニアストラテジストなどを経て現職。朝日ネット顧問。世界経済フォーラムのグローバル・アジェンダ評議会委員、NHK日本賞審査委員等を歴任。主著にOpening Up Education(MIT Press, 2008)[共編著]『ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命』[共著](筑摩書房, 2010)など。
趙 章恩(チョウ・チャンウン) 氏:ITジャーナリスト/KDDI総研特別研究員
趙 章恩(チョウ・チャンウン) 氏:ITジャーナリスト/KDDI総研特別研究員
研究者、ジャーナリスト。東京大学社会情報学修士、東京大学学際情報学府博士課程。KDDI総研特別研究員。NPOアジアITビジネス研究会顧問、NPO日韓ITビジネス交流会KJIBC代表。日本経済新聞「ネット時評」、日経パソコン、日経ビジネス、リセマムなどにコラムを連載。
<連載>
日経ビジネス「日本と韓国の交差点」
日経パソコン「Korea on the Web」
リセマム「韓国の教育とIT」
山内 太地 氏:大学研究家
山内 太地 氏:大学研究家
1978年岐阜県中津川市生まれ。東洋大学社会学部社会学科卒業。理想の大学教育を求め、47都道府県12か国及び3地域の873大学1163キャンパスを見学。日本国内の4年制大学778校(2010年度現在)はすべて訪問。著書に『真実の大学案内』(東京図書出版会)、『下流大学に入ろう!』(光文社)、『時間と学費を無駄にしない大学選び2012』(光文社・石渡嶺司との共著)、『こんな大学で学びたい! 日本全国773大学探訪記』(新潮社)、『大学生図鑑2012』(晋遊舎)、『アホ大学のバカ学生』(光文社新書・石渡嶺司との共著)、『22歳負け組の恐怖』(中経出版)など。
石戸 奈々子 氏:NPO法人 CANVAS 理事長
石戸 奈々子 氏:NPO法人 CANVAS 理事長
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進するNPO『CANVAS』を設立。産官学連携による子ども向けワークショップの開発とその全国普及に取り組む。実行委員長をつとめる子ども向けワークショップの博覧会『ワークショップコレクション』は、2日間で74,000人を動員する。株式会社デジタルえほん代表を兼職。デジタルえほん作家&そらママとしても活動中。

モデレーター

杉山 知之:デジタルハリウッド大学 学長
杉山 知之:デジタルハリウッド大学 学長

87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学の学長を務めている。