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2018年05月10日(木)

コンセプトアーティストの大屋和博氏が、学生時代の就活用ポートフォリオをふり返る
CGWORLD.jp(Webサイト)


 フリーランスのコンセプトアーティストとして数多くの映画やゲーム制作に参加する傍ら、イラストレーターとしても活躍する大屋和博氏。今回はそんな大屋氏と共に、同氏が学生時代(2010年)に制作した就活用ポートフォリオをふり返る。
 
CGWORLD(以下、C):学生時代の作品に対して、今になってインタビューを受けるのはやりにくいだろうと思いますが、ぜひお付き合いください。美術予備校を経て東京藝術大学の絵画科油絵専攻で学び、さらにデジタルハリウッドで3DCGを学び、CGプロダクションのILCAに勤務した後、フリーランスのコンセプトアーティストやイラストレーターとして活動している大屋さんが学生時代にどんな作品をつくっていたのか、気になる人は多いと思うのです。
 
大屋和博氏(以下、大屋):ポートフォリオの中には2004年に描いたデッサンまで入っているので、本当に昔の作品ですね。今見ると、色々といたらない点があります(苦笑)。
 
C:このポートフォリオを制作したのはいつ頃ですか?
 
大屋:東京藝術大学を卒業し、デジタルハリウッドに入った後ですね。油絵で食べていけるとは思っていなかったので、手に職をつけたいという思いでデジタルハリウッドへの入学を決めたのです。
 
C:就職活動はいつから始めたのでしょう?
 
大屋:秋口だったと思います。映画をつくりたかったので、ILCAを含め5∼6社のCGプロダクションにモデラー志望で応募しました。当時のILCAは設立間もない時期で、スタッフ数は20人未満でした。発展途上の組織だから色々とやれそうだし、面白そうだとも思ったのです。早々にILCAから内定をいただき「なるべく早く来てほしい」と言われたので、冬には週2∼3日のアルバイト勤務を始めていました。
 
C:併行してデジタルハリウッドにも通学したのでしょうか?
 
大屋:やむを得ず通学は断念しました。本科という1年間のコースに所属していたのですが、当時は美術予備校で講師のアルバイトもしており、ILCAにも行き始めたことで、通学を続ける時間がなくなったのです。アルバイトは3月末まで辞めるわけにいかず、ILCAにも行きたかったので、先生に相談したら「通学を諦めてでもILCAでの仕事を始めた方がいい」と後押ししてもらえました。
 
C:国内トップレベルの倍率の東京藝術大学の絵画科油絵専攻に合格しただけあって、イラスト、絵画、デッサンなどは、かなりお上手ですね。どこで絵を勉強なさったのでしょうか?
 
大屋:美術教育に特化したコースのある福岡県の高校で受験用の絵画やデッサンを学び、さらに1年間の浪人期間中に福岡県の美術予備校にも通ったのです。この時代はひたすら絵を描ける期間だったので、絵の基礎を固めることができました。今ふり返ってみても大きな価値があったと思います。
 
C:デッサンやクロッキーのような地味な反復練習は嫌がる学生が多いと聞きますが、嫌になることはありませんでしたか?
 
大屋:僕はデッサンがすごく好きだったので、ずっと楽しかったです。それに油絵専攻の受験では、単純にモチーフを写生するのではなく作品へと昇華させることが求められたので、頭を使う機会が多く、飽きることはなかったですね。
 
C:「大屋さんのようなアーティストになりたい」と思っている人に向けて「こういうことをやっておくといい」というアドバイスをお話いただけますか?
 
大屋:以前のインタビューで答えた内容と重なりますが、「ちゃんとやる」ことが大事だと思います。ちゃんと連絡をして、ちゃんと納期を守って、ちゃんと品質も守る。クライアントが求めているものをちゃんとヒアリングして、正解に近いものを出す。そうやって安心感をもっていただけるように仕事を運ぶことが第一だと思うのです。その上で、本人の描ける絵や持ち味が問われるようになるのではないでしょうか。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180510-00010000-cgworld-ent
(Yahoo!Japanニュースにて同記事掲載)
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