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「安全に対して知識があるからこそのプロ。飛行経験のある僕でも入学してよかった」
渡邊秋男さん

ドローン専攻 2015年11月入学

ドローンに興味を持ったきっかけを教えてください

かつて父親がヘリコプターのエンジニアをしていたことから、ヘリコプターの話は子供のころからなんとなく聞かされていました。大学は機械工学科に進み、その頃に日本機械工学会が100周年で、100周年にちなんでの「100
ジュール」というエネルギーをつかったロボットコンテストを開催することになり、僕は東京タワーのような塔のまわりをヘリコプターの模型が、ノーズインサークル(編集者注:ドローンでカメラを同じ方向に向けたまま、対象物の
周りを回転する飛行方法)するように回りながら飛行する作品を出品しました。その作品が創造賞として賞を受賞しました。

その経験から空を飛ぶものにさらに興味をお持ちになったのですか?

いえ、そこからは航空機メーカーに入ることもなく、システム開発の会社を自分で立ち上げました。WEB制作も行っていて、WEBのコンテンツとして写真や動画の制作を覚えて行きました。
2010年にパロットのARドローンのPVを見る機会があり、そこで空撮の魅力や人の目線からではない鳥瞰の映像に興味を持ちました。当時はARドローンを10台くらい購入して自分の撮影したいような動画が取れるように機体を改良したりしていたのですが、徐々にいろんな機能のついたドローンが増えていきましたので、撮影の幅も広がりました。

ロボティクスアカデミーで受講される前からドローンの操縦を独学でたくさん行っていたとのことなのですが、ロボティクスアカデミーを選んだ経緯を教えてください。

そうですね。たしかに僕はもともと機体を購入して独学でドローンを飛ばしてきましたが、独学でやっていたこともあり、自分の飛ばし方が周りから見てどのように見えるのか、法律に抵触することはないのか、世の中により安全に飛ばすノウハウがあるのかなど、疑問を抱えていました。
そのような疑問を解消するべく日本初のJUIDA認定スクールとしてのロボティクスアカデミーに1期生として2015年11月に入校しました。結果的に、飛行経験のある僕でも入学してよかったと思っています。

修了し、JUIDA操縦技能者証明証と安全運航管理者証明証の両方を取得されましたが、その後お仕事に変化等ありましたか?

ありました。この二つの証明証は欠かせないですね。
修了後、この証明証を家に飾っているだけの人もいるかもしれませんが、常に人に見せられるように日ごろから携帯しています。(編集注:JUIDA操縦技能証明証と安全運航管理者証明証は証書の他、携帯できるメダルとカードがあります)
操縦技能者証明証と安全運航管理者証明証の2つを携帯して、初めて会う人や、役所の人等の飛行許可を頂きたい人たちには、名刺交換の流れでJUIDAというふたつのライセンスを持っています、と説明しています。(編集注:実際にドローンを飛行させる場合、国土交通大臣からの飛行許可が必要な空域または承認が必要な飛行の方法で飛行させるときには申請が必要となりますが、このほか、飛行場所の管理者等からの許可が必要になるケースもあります。)
このとき、「操縦技能者証明証はそのままの意味ですが、ただ操縦が上手という証明だけでなく、安全運航管理者証明証も持っていますので安全に飛行させる知識をもった上で操縦することができます」と話しています。更に僕は講師ライセンスも持っているので、講師だから絶対危険なことができない、ということも一緒に説明しております。
この証明証を取得したおかげで、飛行許可の申請や説明するときには安心して聞いていただけますね。
なので、安全に飛行操縦できるライセンスを持っていて、ドローンの先生もやっている人が撮影してくれるよ、とまた他の人にも紹介してくれるんですよね。

なるほど、そこまでの人になら撮ってもらいたい!と思う人が出てくるんですね。

いろんなところで今ドローンのライセンスが取れるようになってきていますけど、ほとんどが操縦技能を重要視している中、JUIDAは「安全運航管理者」の方を重視していると僕は感じています。いくら操縦が上手くても、安全に対する知識やリスク管理ができなくてはプロとしては意味がないと思いますし。なので操縦技能者証明証を取得した人だけが、その後取得できるように安全運航管理者証明証というライセンスがあるのだと思っています。
安全運航管理者証明証は今のところJUIDAしか発行していない証明証だと思うので、私有地等での飛行許可を頂く際に説明すると安心して頂くことができています。

今後の目標を教えてください。今後の目標を教えてください。

引き続きドローンで日本と世界の絶景を撮影していきたいですね。またドローンをきっかけに様々な人たちと繋がっていければ嬉しいです。
ロボティクスアカデミーに入る前までは、とりあえずドローンで映像作品100本作ろうと思っていました。100本撮るまではビジネスのこととか考えずにやってみようと思っていたのです。がむしゃらに飛ばし撮りまくって、いつのまにか富士山を撮ることにハマりました。そのうち機体が進化していってフルハイビジョンから4Kに。
撮り直しなどしていっていたら、いつの間にか150本くらいになっていました。今だと200本くらいになっていると思います。笑

ドローンのテクノロジーは進化が目覚ましく、カメラもセンサーもほんとうに優秀です。良い機体で撮影すれば、誰でもすばらしい映像を撮れるような時代になってきたと思います。最近僕は人の役に立たないとドローンは飛ばしても意味がないと思うようになりました。ただきれいな絶景を撮ってもそんなに楽しくないと思うようになったのです。
この数年、訪問した地方でドローン撮影をすると、その地域の方々が心から喜んでくれ、僕を仲間に入れてくれました。撮影をすればするほど、たくさんの人たちが集まってドローンで繋がっていくといった貴重な経験ができました。そんな経験から、ドローンを飛ばすことが誰かのためになり、誰かが幸せになってほしいと心から思うようになりました。今後は、ドローンで地方を撮影した映像を作らせて頂き、制作した映像を見た方々がその地に足を運び、人の輪が広がっていくようなことをしていきたいです。
また、安全運航管理者講習に特化した講師もやってみたいと思っています。

受講を検討されている方々へなにかアドバイスやメッセージなどありましたらお願いいたします。

ドローンの事故が多発しているので、とにかく安全にドローンを飛ばすことに留意し、どうやったら安全にドローンが飛ばせるのかを常に考えることが重要です。無人航空機とはいえ、ドローンは航空機の仲間です。常に自分が航空機のパイロットであるという自覚を持ってドローンに接して欲しいと思っています。
ロボティクスアカデミーではドローンにまつわる法律、運用事例、リスクアセスメントなどについて学ぶことができました。安全運航に関する様々な知識を体得することもできます。

渡邊様、ありがとうございました!

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