デジタルハリウッド　25周年

デジタルコミュニケーションの夜明け直前、今から25年前の1994年10月、街のパソコン教室ほどの規模で、デジタルハリウッドが神田淡路町に開校いたしました。
その年末、世界最初のPC用ブラウザーと言ってよいNetscape Navigatorがアメリカでリリース。日本では、リアルタイムで3DCGが描画される家庭用ゲーム機SONY PlayStationとSEGA Saturnが発売、明けて95年にWindows95が発売となり、ここからコンテンツ産業をはじめ、あらゆる産業のデジタル化が急速に進み始めたのです。
この25年間、デジタルコミュニケーションを基盤とする様々な夢が語られ、多くのベンチャーが新しいビジネスにトライし、その大半が去っていく中でも、デジタルコミュニケーションは確実に人類社会を大きく変革してきました。 2004年、デジタルハリウッドは開校当初からの夢であった大学院設立を、構造改革特区制度を利用することで開校しました。株式会社立として初めて文部科学省認可の大学院となりました。翌2005年には四年制大学を秋葉原に開校、さらに通信制のオンラインスクールもスタートさせました。

94年開校より続けている社会人向けの専門スクールは、2012年以降に「Digital Hollywood Studio」という名で、多くの企業とのパートナーシップにより全国に拠点を拡大、また、2015年にはエンジニア養成学校「G's ACADEMY」を青山にローンチし、ここから42社のテック系スタートアップが誕生し、合計約28億円もの資金調達を実現しています。
デジタルハリウッド大学も、経済産業省が毎年発表する大学発ベンチャー創出数において、３年連続全国約780大学中11位というランキング。株式会社立大学の特徴が生かされた結果と大きな評価を得ています。このような企業活動を続けてこられたのは、まさに25年間、多くの方に支えて頂いた賜物と強く感じております。改めて御礼を申し上げます。
2017年よりデジタルハリウッド大学では、これまでの私達の思いを結実したメッセージ「みんなを生きるな。自分を生きよう。」を発信しています。ひとりひとりが自分の思い描いた人生を生きることが “社会の変革と未来の到来を促す”、私たちはそう信じてやみません。これからもご支援を賜りますようお願い申し上げます。

デジタルハリウッド学長杉山知之