観客賞(映像部門 ベストCG賞)

HORiZON
※SSFF2023アニメーション部門選出作品

川添 太雅(デジタルハリウッド大学)

作品概要

  • 宇宙空間での事故で父親を亡くした主人公が悲しみから立ち直り、父親の観ていた景色を観るために宇宙飛行士を目指すストーリーのCGアニメーション作品です。背景のモデリングやロケットの発射シーンなど、作者が拘り抜いた写実性の高い細かなディテールが特徴の作品です。本作品は観客が選ぶ観客賞も受賞されました。

審査員コメント

  • Shading/Texureingレベルが非常に高く特に初めに出てくる船外活動をしている宇宙飛行士のスーツ等のディテールや質感の高さには圧倒されました。カメラの傷やロケットに搭載されているカメラからの映像など、細かいところまで追求されており素晴らしい作品だと思います。

    山田 義也(Industrial Light & Magic Senior digital artist)

  • CG技術をはじめとする総合的な技術が非常に高く、とても魅力的な作品でした。特に、構図、ライティング、それから『2001年宇宙の旅』や『インターステラー』をイメージしたのかなと感じる音楽の使い方も、センスが良く、非常に良かったです。
    あとは物語の核となる「お父さんがなぜ消えたのか?」という部分に予期しない結末を作り、デブリとの衝突事故だと思っていたら実は違って、最後に主人公が宇宙ステーションの中で見ている写真の中の宇宙服のミラーの部分に映っていた何かで気付かせるなどのギミックを使いつつ、ストーリーの結末をもう少し練ることでドラマ性を更に作り込めるでしょう。最終的には親子愛のエモーションを感じさせる結末があったら最高だったなと思いました

    原 祐樹(プロデューサー/監督/脚本家)

  • まさしく神は細部に宿るっていうものですね。部屋の細部まで細かくつくられていて、タップの奥の本ですら細かく作られていました。総合力が最も高い作品だと思いました。

    浅枝 大志(株式会社メルカリ)

審査員リーダー

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