研究・論文部門 最優秀賞

思春期の難病医療における人間中心の治療体験を支援するAIシステムの設計研究

篠田 正博(デジタルハリウッド大学大学院)

審査員コメント

  • 思春期側弯症の治療体験に着目し、「治療に向き合う体験」を支援するAIシステムとして構想した点に高い独創性を感じました。三次元スキャナーや椎体位置推定AIの実装に加え、非評価的対話性や時間的伴走性といった設計原理を通して、AIを「寄り添い」の技術として再構成している点が秀逸です。医療現場での経験と親としての視点に基づく「技術で医療をやさしくする」設計思想にも深く敬服します。社会実装への力強い展開も含め、側弯症のみならず多くの思春期難病支援への広がりを期待させる、最優秀賞にふさわしい素晴らしい研究です。

    合田 美子(熊本大学 教授)

  • すでに起業して検査装置を完成させている圧倒的な実装力にまず敬服します。
    特筆すべきは、AIに診断をさせず「寄り添い」に徹した点です。
    チャットの非公開設定や、共有を「話し合い」に基づき決定させるUIなど、あえて機能を制限することで、親子が自らの言葉で対話することを促す設計が見事です。
    実際に父として、また医療現場での経験があるからこその「技術で医療をやさしくする」設計思想だと思いました。
    あとは現場での評価を待つのみとのこと。この研究成果が側弯症のみならず、多くの思春期の難病に悩む人たちを救う未来が想像できる素晴らしい研究です。

    高木 亜有子(湘北短期大学 教授)

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