ジーズアカデミー事業部
加納 美織里
MIORI KANO
インターネットを愛し、IT業界で営業として働いていた加納さん。仕事を通じてエンジニアをもっと幸せにできないだろうか?と考えて、デジタルハリウッドが展開するプログラミングスクール「ジーズアカデミー」に転職しました。エンジニアを目指す受講生一人ひとりと向き合う中で加納さんが感じてきたこと、そしてこれから挑戦したいことについてお話をお聞きしました。
エンジニアを幸せにしたい。
すべてはそこから始まった。
このままでは、
エンジニアを不幸せにしてしまう。
昔からデジタル領域に強い興味がありました。小さい頃のおもちゃはパソコン。掲示板や2ちゃんねるで、大好きだったモーニング娘。のファンに出会えた時の衝撃は忘れられません。私も交流の場を作りたい!と思いWebを作り始めると興味はさらに強くなりました。私はまさにインターネットとともに成長してきた人間だと思います。
デジタルハリウッドに入社する前は、IT業界で営業をしていました。ITに関われることは良かったのですが、次第に業界に対する問題意識を抱くようになりました。それは「エンジニアが全然楽しそうじゃない」ということです。彼らの仕事は9割が受託で、大企業から発注されたものを制作して納品するばかり。「エンジニアは何でもつくれるクリエイティブな仕事なのに、どうしてお客さんの要求に応えるばかりで、本当にやりたいことを実現できないの?」と、すごく疑問に感じていたのです。
このままIT業界にいても、エンジニアを不幸せにしてしまう。そう考えていた矢先、ジーズアカデミーの求人を見つけました。そこには、私がIT業界に対して漠然と抱いていた疑問点がはっきりと言語化されていたのです。さらに「一緒に問題を解決していこう、作り替えていこう」というメッセージに共感し、私がいるべき場所はここだ!と確信したというのが入社の経緯です。
それから3年がたち、学校というくくりに縛られすぎず自由に働くことができています。自分の興味関心の幅をどんどん広げて仕事につなげているスタッフが多いことが印象的ですね。ビジョンや事業内容以外にも、たくさんの魅力がある会社であると気がつきました。
本気の受講生と、
本気で向き合うことの難しさ。
入社して最初の3ヶ月は、楽しかった反面、思い悩むことも多かったですね。なぜかというと、受講生たちはみんな人生をかけて本気で取り組んでいたから。受講生の熱量の高さに圧倒され、自分は本当にこの方々を支えて導く立場になれるのだろうかと思い悩んでいました。
ジーズアカデミーは、新しいサービスやプロダクト開発のための手段としてプログラミングを学びに来られる方が多い学校です。お金と時間をかけて通う分、必ず自分のものにしようと寝る間も惜しんで本気で取り組む受講生の姿があります。特に印象に残っているのは、医療現場の課題を解決するという執念に近い決意で入学された看護士の方。この方は朝から晩まで勉強し続け、最終的にはGGA(※1)で優勝、現在は会社を立ち上げていて本当にすごいです。
この時に学んだことは、素直に「わからない」と言うことの大切さです。最初は知ったかぶってしまうこともあり、コミュニケーションがうまくいかないこともありました。けれども、むしろ自分が知らないことを逆手にとって「どういう風に思っているのか教えて欲しい」とストレートに質問するようにしました。自分が素直になれば、相手も素直になってくれます。そうして少しずつ信頼関係を築いていくことができました。
もう一つ学んだことは、相手の本気に対して私自身も同じ熱量でぶつかり合うということ。受講生から相談を受けたり、企画の壁打ちにつき合ったりすることには体力が要りますが、それ以上に“尊い仕事”だと感じています。受講生が自分で思い描いた道に進んで行く姿を見られるということは、「仕事を通じてエンジニアを幸せにしたい」という私の想いそのものだからです。
ジーズアカデミーを
唯一無二のブランドにしたい
ジーズアカデミーのブランディングをさらに強化することです。たくさんのプログラミングスクールがある中でも、コンセプトやビジョンからしてジーズアカデミーは異質な存在だと思います。私は「セカイを変えるGEEKになろう」というタグラインについて、何かに熱中する人こそが周囲に・世界に変化を起こすという意味だと解釈しています。
変化を起こし未来を切り拓いていくには、まず自分が熱中すること。そのための場所がジーズアカデミーであるということを、もっとたくさんの方に伝えたいです。
そのために、まずブランドレギュレーションの策定に取り組んでいます。これは資料で使うデザインや配色、言葉使いまで、一つ一つ細かく決めていく作業のこと。今ジーズアカデミーはUNIT_(※2)という形で全国に広がっていこうという段階なので、一つのコミュニティとして大きくなるためには細かいレギュレーションを定めることが重要なのです。
そして何より、スタッフこそがジーズアカデミーのブランドであると思います。「あのスタッフがいるからジーズアカデミーに通いたい」と感じてもらえるよう、自分自身を成長させていきたいです。
2024年度新卒採用コピーにかけて、
これまで学んできたことや
業務をきっかけに学び始めたこと、
これから学んでみたいことについて
教えてください。
インターネットの歴史にずっと興味があります。将来的には人に教えられるよう、本格的に勉強しているところです。Webブラウザの変遷といった基本的なことから、世界的に大きな影響力を持つソフトウェア/サービスが誰の手でどのようにして作られたのかということまで、書籍やインターネットを通じて情報収集しています。
またプログラミングもできるようになりたいです。エンジニアを目指しているわけではありませんが、好きなものをつくる人として受講生に背中を見せられる存在でありたいなといつも思っています。
バンド活動をしています。歌うことが大好きで、ボーカルを担当しています。アニソンが好きで始めたコピーバンドはもう10年程になるのですが、昨年からオリジナル曲の制作も始めました。デジタルハリウッドにも杉山学長が率いる『学長バンド』が存在するくらい音楽好きな人が多いですよね。
CAREER PATH