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DroneMovieContest2019授賞式をJapanDrone内にて実施!

デジタルハリウッドロボティクスアカデミーでは2016年から年に一度「DroneMovieContest」と称して、ドローンの映像作品のコンテストを開催しております。全国からドローンの映像作品を募り審査を行った後、幕張メッセで開催されるJapanDrone内にて授賞式を行っております。
今回で4回目となるDroneMovieContest2019は1月から作品募集を行い、3月13日に授賞式が執り行われました。
そもそもこの「DroneMovieContest」を始めるきっかけとして、2015年頃は首相官邸にドローンが落ちたり、お祭り会場でドローンが落ちるなど、ドローンに対するネガティブなニュースが多数流れました。結果的に法律が改正されるなどドローンを取り巻く環境が大きく変わった年でもあります。我々はドローンを活用することの素晴らしさ、ポジティブな活用事例を普及していく必要があると考え、「DroneMovieContest」をスタートさせました。
年々作品のクオリティは上がり続け、今では日本有数のドローン映像コンテストとなっております。応募作品の撮影場所は日本のみならず海外の映像も多数応募頂いており、世界の素晴らしい景色を発信するコンテストになっております。

作品の応募条件は3分以内の映像で、かつ映像の半分以上をドローンで撮影していることが条件となります。特にジャンルの指定はなく、各自様々なテーマを持った映像作品を応募頂いております。

DroneMovieContest2019は3月13日の16時から幕張メッセ内のオープンステージにて授賞式が執り行われました。

 

最初に昨年グランプリに輝きました伊藤広大さんが制作して下さったオープニングムービーが上映されました。昨年のグランプリに輝いた作品のテーマ性を維持しつつ、テンポのいい作品に仕上がっておりオープニングムービーとしてふさわしい映像をご提供頂きました。

オープニングムービーの上映のあとは審査員の紹介です。今回は以下の5名の方が審査をして下さいました。

■死ぬまでに行きたい!世界の絶景プロデューサー 詩歩 様
■株式会社NAVA 代表取締役 佐々木 光洋 様
■株式会社TAS 代表取締役 平世 将夫 様
■ロボティクスアカデミーカリキュラム監修 株式会社Dron é motion 田口 厚 様 大前 創希 様

 

審査員の紹介が終わりましたら、早速作品の上映です。
今回は9作品がノミネートされました。

■Yoshitsugu Takeuchi(hamamatsuo)様
「150th JAPAN LIGHTHOUSE」

■上田 智博 様
「釈迦院」

中田 巨人 様
「KEMURI」

TomSawyerInc.(代表 小菅昭子)様
「IBARAKI Land of the Rising Sun」

佐藤 直記 様
「GEOGRAFFITI YAMAGATA」

鈴茂 佑太 様
「Freeride World Qualifier 2019 @Maiko」

TOKINOKAKERA(代表 内藤和典)様
「ゆふいん ドローンの宿 -What we have, what we can share-」

石橋 健 様
「ALOHA」

市川 範之 様
「Friends of “Solomon Islands”」

※各作品はDroneMovieContest2019のページよりご覧頂けます。
閲覧はこちらから。

全体的に作品の質が高いのですが、ノミネート作品はバリエーション豊かな作品が並びました。
特にそれぞれテーマがはっきりした作品が残りました。やはりテーマがはっきりしている作品は見せたい内容が明確なため作品としての説得力があり審査員からも高い評価を受けました。
また「Freeride World Qualifier 2019 @Maiko」を制作された鈴茂さんは弱冠12歳と、最年少ファイナリストとなりました。

作品の上映の後は受賞作品の発表です。まずは詩歩賞の発表です。今回詩歩賞に輝きましたのは・・・
石橋健さんの「ALOHA」です!

詩歩さんは「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」という書籍が大ヒットしたことで有名ですが、全世界の様々な絶景スポットに足を運んではその情報を発信されている方です。そんな詩歩さんの審査のポイントの一つとして「その映像を見てその場所に行きたくなるか」という点があります。この「ALOHA」という作品はまさに現地の魅力をストレートに伝えている作品であり、その点が高く評価されました。受賞された石橋さんも「詩歩さんが審査員ということで」と狙い通りの受賞になったのではないでしょうか。

続いてTAS(ティー・エ・エス)賞の発表です。TAS賞に輝きましたのは・・・
Yoshitsugu Takeuchi(hamamatsuo)さんの「150th JAPAN LIGHTHOUSE」です。

Yoshitsugu Takeuchi(hamamatsuo)さんは2017年、2018年と続けて審査員特別賞を受賞している方ですが、今回で3回目の受賞となりました。
灯台だけをとにかく撮影した作品で、灯台が見せる様々な”顔”を一つの映像作品にまとめたという点が特に平世さんから高い評価を受けました。TASはZekkeiJAPANという日本の絶景をまとめたWebサイトの運営も行っておりfacebookでは140万いいねという驚異的な数字を保持しています。このZekkeiJAPANで求める画とYoshitsugu Takeuchi(hamamatsuo)の作品が合致し、審査員特別賞の授与という形になりました。

続いてDron é motion賞の発表です。Dron é motion賞に輝きましたのは・・・
佐藤 直記さんの「GEOGRAFFITI YAMAGATA」です。

この作品に特に高い評価を示したDron é motionの田口さんですが、やはりポイントになったのは田口さんも知らない山形が詰まっていた点。またそれらが本当に美しく映像にまとまっていた点です。受賞者の佐藤さんははるばる山形から授賞式にお越し頂きましたが、現地の人だから知る絶景を凝縮した作品でした。

最後にグランプリの発表です。グランプリに輝きましたのは・・・
上田 智博さんの「釈迦院」です。

この「釈迦院」という作品はマイクロドローンを活用した作品ですが、近年のこのマイクロドローンの活用事例も増えてきました。それを象徴するかのような作品で、隙間をくぐり抜ける映像や軽快な動きでテンポよく映像が進んでいきます。マイクロドローンの魅力と釈迦院そのものの魅力をうまく融合した作品でした。実際マイクロドローンを使った映像作品は、この釈迦院以外にも複数応募があり、今後ますますマイクロドローンを活用した映像が増えるでしょう。

最後に各審査員から総評という形でコメントを頂きました。作品の傾向としては全体的に作品のクオリティが上がってきている点や今回特にストーリーをしっかり意識した作品作りをされた方が多かったというのはいい意味で大きく変わった点かと思います。一方で見せたいものの見せ方の工夫をもう少し頑張ってほしいというコメントもありました。撮りたいものがあってそれを撮影したものを編集しただけの作品が多数見受けられるので、その撮りたいものはどのように撮れば魅力的に見えるのかを再度研究して来年さらに沢山の方から応募してもらいたいとの事でした。
ファイナリストに残るには相当な作品力が必要になってきますが、チャレンジすることに意味がありますので、来年開催の折にはさらに多くの方からのご応募をお待ちしております。

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