2017年度に制作された1000を超えるCG、Web、グラフィック等のコンテンツ。
頂点を極めるのはどの作品か?未来をかき回す大旋風に、あなたは遭遇する。
グランプリ
審査員より:
ジャンルもすべて違う中でグランプリを選ぶのは毎年難しいが、「デジタルハリウッドらしいもの」という視点で選ばせてもらいました。あれだけの映画をほぼ一人で仕上げたこと、特に作中に流れる6つの楽曲の作詞まで手掛けている点は高く評価できます。作者自身の思いが詰まっているし、ストーリーも良かった。ぜひ学内で上映会をやりましょう!(杉山学長)
観客賞
審査員より:
ディズニーのショートムービーのように心温まる映像で、もっと他の作品も観てみたいと思いました!(新入生代表 舘万里絵)
プラチナ・スポンサー賞
「麹町勝覧」は、一見すると日本画のようですがリアルタイムのフル3Dアニメーションです。映像も単純なループではなくAIで動いているため、一日24時間、二度と同じ風景が現れないという工夫をしました。
審査員より:
一日中観ていられる。我々も銀座でアートの書店(銀座蔦屋書店)を開くなどアートの魅力をより多くの人に広げたいと思っているが、「AIとアートってこういう風に融合するんだ!」ということを気付かせてもらいました。(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 執行役員 中西健次)
学長賞
映像系、美術系の大学が集まる中でひとりで出展しました。東京ビッグサイト=非日常を体験できる場所、というテーマで夢のような世界観を作り上げました。
審査員より:
プロジェクションマッピングの大学対抗戦で去年(2016年)はチームで優勝、今年(2017年)はたった一人で優勝。ふつう、この手の大会では二年連続同じ人にグランプリを出さないもの。その功績を称え、現役生では初めての学長賞を贈ります。(杉山学長)
ビジュアルデザイン賞
去年は入学式の司会をしていて、先輩たちの姿をみて「自分もここに立てたらな」と思っていた。今年の秋からニューヨークの大学院に進学します。楽しんできます!
審査員より:
本当にクオリティが高く、企画・構成・レイアウト・配色・タイポグラフィに至るまで、すべてが商業レベルに達している。デザイン部門の審査では満場一致での選出でした。学部1期生としてこのレベルの作品が出てきたことを誇りに思います。(グリー株式会社 八木 たな奈)
デジタルプロダクト賞
ちょうど一年前に初めてプログラミングというものに触れて、まさかこういった舞台に立てるとは思っていなかったです。ありがとうございました!
審査員より:
製作期間が3カ月というのは信じられない。機能もたくさんあって完成度も高い。私自身も去年G's ACADEMYで起業についての講演をしたが、そこから出てきたサービスが受賞できたことは喜ばしい。(株式会社グッドパッチ 土屋 尚史)
ソーシャルデザイン賞
フィードバックもたくさん頂きながら、認知症について「知るきっかけ」を作りたい、それをデザインを通して伝えたい、と考えました。こうした場に立つのはちょっと恥ずかしいけど嬉しいです!
審査員より:
認知症という、若い世代へ伝えるという難しいテーマに対して、 デザインを通して丁寧にわかりやすく可視化を行い、 且つターゲットに対して適切なアプローチをしていて非常に完成度の高い作品でした!(株式会社シロク 佃 宏敏)
プランニング賞
作業が大変だったこともあるが、趣味が8割から9割だったので、最初から最後まで楽しんでできました。このアプリはiOS、Androidどちらでも実際にダウンロード可能なのでぜひ遊んでみてください!
審査員より:
ゲームが作りたくて大学に入ったが、グラフィックデザインの授業を通してその面白さに目覚めて4年間勉強し続けた、というのが印象的。それだけでなく、イラスト・シナリオ・プログラミングなどのゲームを作るために必要な技術がすべて4年間の学びの中に詰め込まれており、DHU生らしい作品と感じた。(グリー株式会社 八木 たな奈)
本作品の全キャラの立ち絵、セリフ、まばたき、デフォルメキャラアイコン、グッズ企画など作品要素の他、アプリ開発やiOSデベロッパー登録など管理まわりの手続きなど、コンテンツ開発以外の手間を全て突破し一人で作り切ったことは分かる人にはわかります。このままコンテンツを作り続けながら、悪い人に騙されず(笑)新しい作品を生み出してください。(All Turtles 浅枝 大志)
テクニカル賞
大学院に入った時は次にやることは白紙だったが、次はVRが流行る、FOVEという会社がある、といったことを教えてもらった。デジハリに入ったからこそ今の自分があるということを改めて実感しました。
審査員より:
大学院にはいろいろな方がいるが、元々技術を持ちながらスタートアップにチャレンジし、新しいものを作っていく姿勢に感動した。作っているものも素晴らしいが、その生き方も尊敬できる。これからもチャレンジし続けてほしいです。(株式会社電通 須藤 絵理香)
デジタルアニメーション賞
4年間いろいろな作品を作っていく中で行き詰まることもあったんですが、それが報われたなという気持ちです。
審査員より:
キャラクターもアニメーションもとにかくかわいく、全部手描きと聞いてさらに驚きました。 ここ最近にはあまり見られなかった昔のデジハリ作品のように感じ、このような作品がもっと出てくれば、という気持ちも込めて選ばせて頂きました。(Furikake Products Co., Ltd. 北沢 直樹)
手書きで一つ一つ丁寧に描いたプリンの動きがとてもリアル。 プリンの世界にぴったりな効果音もいい。 色彩のセンスがとても良くて、動きのある映像を落ち着いて見られる。 見終えた後にもう一度見たいという中毒性がある。(映像制作会社所属 横山 アンナ)
ムービー賞
4年前、PCの使い方もわからない時からこの舞台に立つことを夢見ていた。実現できて本当にうれしいです。
審査員より:
本編は150分、ひとりでここまでの大作を作ったのはすごい!4年間の青春が詰め込まれていました。(株式会社電通 須藤 絵理香)
ショートムービー賞
この度は東京までお招きいただき感謝いたします。7分間の作品ですが、制作には6カ月くらいかかりました。このような賞を受賞できて光栄に思います。
審査員より:
非常に美しい映像の作品でした。同時に場面描写、人物描写、生活感の出し方まで、完成度の高い演出がなされていました。ぜひ今後も映像業界で頑張ってください!(株式会社ピコナ 吉田 健)
カメラの構図や動きも違和感なく、おじいちゃんや町並みの変化していく美しい映像と音楽が心地よくすばらしいと思いました。意図したものかはわかりませんが、コントラストが低くオーバーキャスト気味な映像で始まって最後は光と影のコントラストの強めの映像になっていて時間の経過とまたおじいちゃんのうれしそうな顔がよりドラマチックに演出されておりとても素敵だと思います。(Industrial Light & Magic 山田 義也)
3DCGアニメーション賞
大学生が4年間かけて作ってきた作品に負けないよう人の4倍努力しようと頑張ってきた1年間でした。ストーリーはディズニーのショートムービー「ペーパーマン」を参考にしました。
審査員より:
CG作品をひとりで作るとなると、モデリング、リギング、マテリアル、アニメーションなどの工程をすべて自分でやらなければならないが、本作はすべてのクオリティが高かった。CG業界はジェネラリストの存在は貴重なので、ぜひ今後も活躍してほしい。(Industrial Light & Magic 山田 義也)
Furikake Products Co., Ltd.
イラストレーター/キャラクターデザイナー
北沢 直樹
1978年生まれ長野県出身。デジタルハリウッド大阪校卒業。株式会社ポリゴンピクチュアズを経て独立。’07年Furikake Products設立。
タレント、企業キャラクターの制作/ONE PIECE「G-FRIENDS!」、「攻殻機動隊 S.A.C」、「タツノコvsカプコン」、女子プロレス「スターダム」、大衆演劇「新生真芸座」などのデフォルメキャラクターデザイン/「真型メダロット」などのゲームキャラクターデザイン/全国自治宝くじ絵柄デザイン/絵本「ロコモコップ」作画/アーティストのコンサートグッズデザイン。
グリー株式会社
Japan Game事業本部
デザイナー
八木 たな奈
デジタルハリウッド大学 1期生。在学中のOJT参加作品にOVA『東京マーブルチョコレート』公式サイト、TVドラマ『美味學院』公式サイト(一部制作)など。
2009年に大学を卒業後、DTPデザイナーやUI/UXデザイナーを経て現在はソーシャルゲーム『探検ドリランド』の4代目アートディレクターを務める。
主にゲームUI・イラスト・アニメーションなどのディレクションを担当。また、画面内のコンテンツだけに留まらずイベント運営やグッズ制作なども積極的に行っている。
株式会社グッドパッチ
代表取締役社長兼CEO
土屋 尚史
1983年生まれ。デジタルハリウッド大阪校卒業。Webディレクターとして働き、サンフランシスコに渡る。btrax Inc.にてスタートアップの海外進出支援などを経験し、2011年9月に株式会社グッドパッチを設立。UIデザインを強みにしたプロダクト開発でスタートアップから大手企業まで数々の企業を支援。2015年にベルリン、2016年には台北に進出。自社で開発しているプロトタイピングツール「Prott」はグッドデザイン賞を受賞している。
株式会社シロク
広告事業部 クリエイティブ・ディレクター
佃 宏敏
埼玉県生まれ。デジタルハリウッド大学2期生。2010年に大学を卒業後、デザイン制作会社を経て2015年より株式会社サイバーエージェント子会社であるシロクへ参画。国内最大級メディアのデジタル広告やスマホUI、UXのディレクションに携わる。「媒体にとらわれない現代的なデザイン」をコンセプトに、映像・グラフィック・ウェブとオールラウンドに活動領域を広げている。特技はフォトレタッチ。
All Turtles
東京スタジオプロダクトマネージャー
浅枝 大志
学生起業、美容室経営、仮想空間コンサルティング、シリコンバレー企業の日本参入、ゲーム会社の新規サービス立ち上げ等様々な事業をゼロイチで立ち上げる連続起業家。
2012年米国BeatroboInc.を設立、CEOに就任し数多くのプロダクトをリリース。2018年からAIスタートアップ・スタジオである All Turtlesのプロダクトマネージャーとして参画。生粋の事業立ち上げ屋としてスタートアップ企画とスタジオ運営の両面にて携わる。青山学院大学経営学部卒業。デジタルハリウッド大学院デジタルコンテンツマネジメント修士課程修了。
株式会社電通
アートディレクター
須藤 絵理香
デジタルハリウッド大学院、デジタルコンテンツマネジメント修士課程修了。
2011年電通入社、アートディレクター。 得意分野はデジタルクリエーティブ。
新しい価値を生み出す企画に挑戦し、担当領域を広げ活動中。
ASIA DIGITAL ART AWARD、モバイル広告大賞、PRアワード、THE ONE SHOW GOLD、グッドデザイン賞など多数受賞。
Industrial Light & Magic
シニアジェネラリストアーティスト
山田 義也
デジタルハリウッドUSA校(DHIMA)卒業後サンタモニカのhydraulx社で11年モデリングスーパーバイザーとして活動後、2012年からサンフランシスコのIndustrial Light & Magic社でシニアジェネラリストアーティストとして在籍中。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『トランスフォーマー』『アベンジャーズ』『パシフィック・リム』等50本以上のハリウッド映画に参加。
株式会社ピコナ
代表取締役
吉田 健
コナミ株式会社を退社後、デジタルハリウッドのスクールを経て、デジタルハリウッド大学院を修了。
2009年に株式会社ピコナ設立。「うっかりペネロペ」「がんばれルルロロ」といった絵本テイストのかわいいアニメーションを多く制作。
近年は、海外共同制作事業やオリジナル作品の展開に注力しており、アヌシーで行われる国際見本市MIFA、トゥールーズで行われたCartoon Fourm2016に参加。特にCartoon Fourm2016では、日本人として初めて壇上に立ち、日英共同制作作品「Melody Makers」のピッチを行う。
2017年、オリジナル企画である「MidnightCrazyTrail」が文化庁による若手アニメーター支援事業「あにめたまご2018」に採択される。
映像制作会社所属
横山 アンナ
デジタルハリウッド大学2期生。在学中ロイター通信のアルバイトを通じ報道に興味を持ち、 2010年デジタルハリウッド大学卒業後、TBSグループの映像制作会社に就職。
撮影技術や、記者・ディレクターなどを経験しニュース映像や、ドキュメンタリーの制作に携わる。
まさか選ばれると思っていなかったので光栄です。就職先は映像とは違う分野なのですが、この大学で映像を作る楽しさを学んだので、これからも映像を作り続けたいと思います。