密室で行われる体験者とのやり取りを管理し、演劇の展開を分岐させるなどという極めて高難度なアイデアを、モニタリングシステムやライティングの遠隔操作で実現している。リアルタイムで演劇を体験できさらにマルチエンディングで物語に厚みもある。なんとも欲張りな内容だが、他に類を見ない高級な演劇体験を完成させた。
伊藤 ケイスケ(3DCG/VRアーティスト)
イマーシブシアターをチームでチャレンジしたことはとても面白い。作る過程で用意するのがどれだけ大変かを体感している人は将来も強い。エンディングのシナリオもよいが、マルチ映像モニタリングシステムでどう管理したかがより興味深い。
浅枝 大志(株式会社ミラティブシニアプロデューサー)