冒頭から視聴者を強く引きつける演出がされており、その緊張感が継続されているのが良かった。また、映像表現としても面白かった。
原 祐樹(プロデューサー/監督/脚本家)
赤をうまく使い体内をイメージさせ、またフラッシュさせることにより生命の脆さや神秘さを効果的に表現させたコンセプチュアルアート的な美しさを持った作品になっている。
山田 義也(Industrial Light and Magic Sr.Generalist)
かなり難解な作品であるが、計算され尽くしたた最小限のシンプルな美術や小道具、芝居が功を奏し、巧みな光の表現が際立つ。光の変化一つで表情が目まぐるしく変わり、目を離せない。これだけシンプルな構成で、目を離せない表現に昇華させているのが興味深い。エンターテイメント性を排除し、アーティスティックな表現に徹しているところに、信念を感じる。
村上 優悦(スタジオ・バックボーン 取締役VFXスーパーバイザー)