プログラム

【研究発表1】12:00〜12:45 定員:120名

クラウド環境を活用した地域情報運用による地域メディアづくり

地域活性化のための観光資源が名所旧跡などの景勝地ではなく、地域文化に根ざした文化交流へと移行しつつある地域再生を踏まえて、地域観光資源の発掘と情報発信のための情報運用手法開発を手がけ、ライフログの解析及び位置情報と時間情報を付加したソーシャルメディアによる地域情報のクラウド化と利活用手法のシナリオ研究を行っている。三淵研究室・香田研究室と共同プロジェクトによる街の劇場化プラットフォームについて発表する。

荻野 健一:メディアプロデューサー / デジタルハリウッド大学大学院 教授
荻野 健一:メディアプロデューサー / デジタルハリウッド大学大学院 教授
【研究発表2】12:00〜12:45 定員:66名

基本図形の「視覚の法則」への研究〈○△□に迫る〉

「基礎デザイン研究チーム」の「視覚の法則」に関する継続研究。視覚には種々の特性があり、それらの特性を利用することによって効果的視覚伝達を行っている。その視覚には法則があり、脳科学が進んだ今、それらを活用してより科学的な法則を構築することが可能となった。今回は特に「○△□」に項目を絞りその視覚心理をアンケート調査などを経て追求。日常、気にもせず使用しているこうした基本図形には深い意味と長い歴史がある。日本でも珍しい試みだが、知られざる基本図形の秘密に迫る。

南雲 治嘉:株式会社ハルメージ 代表取締役 / デジタルハリウッド大学 教授
南雲 治嘉:株式会社ハルメージ 代表取締役 / デジタルハリウッド大学 教授
【同研究室研究員、研究補助員】小川 仁美、村田 賢治、村上 由佳子、関田 奈保子、長野 美紗子、長内 英一、宮川 雄気
【研究発表3】12:00〜12:45 定員:25名

S3D(立体視)映像の教育研究と普及啓蒙活動

昨今、立体映画からテレビ、パソコン、ゲーム、ケータイ、タブレットPCなどで、三次元映像が見られるようになり、その立体表示方式もメガネ方式と裸眼方式の製品がある。S3D最新の動向や技術などの教育活動ならびに、立体映像が一般的になることによって、映画やテレビ、あるいはゲームのように長時間、集中して鑑賞したり、プレイをすることによる眼、脳、身体への影響が出て様々な問題が生じてきていることへの実験研究等、その他普及啓蒙活動の報告を行う。

羽倉 弘之:三次元映像のフォーラム(3Dフォーラム)代表幹事 / デジタルハリウッド大学大学院 特任教授
羽倉 弘之:三次元映像のフォーラム(3Dフォーラム)代表幹事 / デジタルハリウッド大学大学院 特任教授
【研究発表4】12:00〜12:45 定員:25名

「アキハバラを、編む」~秋葉原文化発信コミュニティ育成プロジェクト 中間報告~

最近の秋葉原には、高度な個性化によるコミュニティの分断、多様なクラスターの孤立、消費では解決できない膨らむ不安などが、課題となって現れ始めた。これらの課題への対策として、当研究室では、秋葉原文化をベースとした文化創造・発信型コミュニティの育成を、地元住民の方々や秋葉原文化に深く関わる有志の人々、学生たちと協力して進めている。研究発表会では、このプロジェクトの実践事例と今後の可能性を解説する。

梅本 克:アジアアニメーション産業組織体(AAO) 代表 / デジタルハリウッド大学 客員准教授
梅本 克:アジアアニメーション産業組織体(AAO) 代表 / デジタルハリウッド大学 客員准教授
【研究発表5】12:00〜12:45 定員:66名

「ソーシャル革命 → バーチャル革命」情報空間と現実空間の交差空間インタースペースが作る未来

情報革命における、デジタル革命・インターネット革命・ソーシャル革命そしてバーチャル革命それぞれの目的と産業界との関連性。身体性や現実社会での付加価値など産業化としての必要条件がある。ソーシャル革命はまだ黎明期、人間の活動を情報空間へと入れるための通過点で、ビッグデータもソーシャルグラフ等まだ産業として有効活用できていない。足りないのは、情報空間と現実空間の交差する空間をインタースペースと定義し、次世代のインターフェイスとユーザー体験(UX)などがバーチャル革命へと導くことを解説する。

三淵 啓自:株式会社日本ウェブコンセプツ 代表取締役 / デジタルハリウッド大学大学院 教授
三淵 啓自:株式会社日本ウェブコンセプツ 代表取締役 / デジタルハリウッド大学大学院 教授
【研究発表6】16:15〜17:00 定員:120名

ソーシャルメディア活用ビジネス事例報告~「アニメ・ソーシャル・リサーチ・パネル」及び地域観光活性プロデュース~

ソーシャルメディアをビジネスに活用しようとする動きは様々な業態に広がっており、吉田就彦研究室では、某広告代理店と提携し、アニメ産業の活性化を睨み世の中の声を企画に反映させる「アニメ・ソーシャル・リサーチ・パネル」を運用中。また、地方自治体及び地方商工会議所等と連携して、地域活性を観光から図る複数プロジェクトもソーシャルメディアを活用して行っている。当日はその活動報告により、ソーシャルメディアのビジネス活用へのポイントを探る。

吉田 就彦:株式会社ヒットコンテンツ研究所 代表取締役社長 / デジタルハリウッド大学大学院 教授
吉田 就彦:株式会社ヒットコンテンツ研究所 代表取締役社長 / デジタルハリウッド大学大学院 教授
【研究発表7】16:15〜17:00 定員:66名

 サイエンスビジュアライゼーション研究「KARADA VIEWER -気管支-」

複雑な枝分かれをしている人体の気管支は、平面の資料で理解することがとても困難で、その教材も不十分なものばかり。そこで本研究では、気管支をリアルタイムの3D空間に表示してインタラクティブな操作を実現し、美しいグラフィックを楽しみながら学習できるiPadアプリを開発している。なお、医学的な正確性を保証するために、数百枚にも及ぶ実際のCT画像から抽出したデータを元に気管支CGを制作。気管支分岐命名法は、世界標準的に使われている日本呼吸器内視鏡学会のものを準拠。ベテランの医師、医療従事者による監修も行う。

山本 浩司:株式会社サイアメント 取締役CDO / デジタルハリウッド大学 講師
山本 浩司:株式会社サイアメント 取締役CDO / デジタルハリウッド大学 講師
香田 夏雄:株式会社インテグラルヴィジョン 代表取締役 / 株式会社ヒュージスケールリアリティ 代表取締役 / 株式会社サイアメント 取締役CTO / デジタルハリウッド大学大学院 准教授
香田 夏雄:株式会社インテグラルヴィジョン 代表取締役 / 株式会社ヒュージスケールリアリティ 代表取締役 / 株式会社サイアメント 取締役CTO / デジタルハリウッド大学大学院 准教授
【研究発表8】16:15〜17:00 定員:25名

KnowledgeSubによる教育ワークフロー構築

映像制作では種類の異なる膨大な量のデータを同時に扱う。本研究では、それらデータを判別・整理し、自動的にデータベースを構築していくアプリケーション(ReportProcessor)を元に教育ワークフロー構築(アプリケーション)を開発。実際のDCC(デジタルコンテンツクリエーションツール)教育現場でのログデータを使用し、教育ツール構築、講義での実施状況、学生の習熟状況を解説する。

北田 能士:株式会社フレイム 取締役 / 株式会社冬寂 代表取締役 / メディアサイエンス研究所 杉山知之研究室 研究員
北田 能士:株式会社フレイム 取締役 / 株式会社冬寂 代表取締役 / メディアサイエンス研究所 杉山知之研究室 研究員
【研究発表9】16:15〜17:00 定員:25名

デジタルコミュニケーションから探る意味誕生と心理構造

本研究では、状況意味論と情報粒子の基本概念を取り入れつつも、新理論であるデジタルコミュニケーション論(高橋、2011)を展開する。その上でデジタルコミュニケーションの基本的性質と情報との関係性、インターネットの世界的普及やそれにともなうソーシャルネットワークの台頭を例として、情報科学の視点からなぜこうした現象が起きたのかを考察する。そして、デジタルコミュニケーションが人間の倫理感やモラルの問題をどう解決できるのか探っていく。

高橋 光輝:デジタルハリウッド大学 准教授
高橋 光輝:デジタルハリウッド大学 准教授
【研究発表10】16:15〜17:00 定員:66名

デジタル時代の授業ノートの取り方研究

デジタルハリウッド大学 橋本大也研究室とマーケティングサークル知恵の輪が共同で、デジタル世代のノートの実態を研究して、ニーズにもとづいたユニークな製品案を創造する。学生100人にノートを数ページ分撮影させてデータ収集。学生たちのノートの使い方、要望(満足や不満足)、ユニークな事例、パターンやノウハウを抽出する。デジタル世代のアナログ文具の新製品を自由に発想。文具メーカーのコクヨが研究協力を行う。

橋本 大也:データセクション株式会社 取締役会長 / デジタルハリウッド大学 教授
橋本 大也:データセクション株式会社 取締役会長 / デジタルハリウッド大学 教授
その他、研究に携わった学生が参加