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クロストーク

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talk02

育休経験者3名が語る。
子育てと仕事の両立を支える
デジタルハリウッドの社内環境とは?

過去に育休取得を経験し、現在子育てと仕事を両立している社員3名が、デジタルハリウッドのサポート環境について実体験を語るクロストークを行いました。
これからライフイベントの変化が起こりうる方にとって必見の内容です。ぜひご覧ください。

talk member

冨松 由花さん

まなびメディア事業部
デジハリ・オンラインスクール担当

お子さんは1人、現在中学2年生。
2010年12月〜2012年6月に育休取得。
1歳時に復帰。

岡田 さちさん

ジーズアカデミー事業部
G’s ACADEMY FUKUOKA担当

お子さんは1人、現在2歳。
2022年10月〜2023年9月に育休取得。
0歳時に復帰。

星本 眞衣さん

スクール事業部
デジタルハリウッド大阪本校担当

お子さんは2人、現在8歳と3歳。
2021年2月〜2022年3月に育休取得。
1歳時に復帰。

安心できた育休期間。
地域移住の夢も実現

育休取得の際に、
不安だったことはありますか?

冨松

不安なことは特になかったですね。私は新卒から入社して、周りに温かく育てていただきながら安心して過ごしていました。育休に入る前も管理部の遠藤さんに親身になっていただいたこともあり、出産自体に対する不安以外はなかったかなと思います。

個人的には社内結婚だったので、お休み中も夫を通して会社と連絡しやすかったです。

岡田

実は私も同じ状況です。夫が同じ部署にいるので、よりスムーズに働き方を移行できたと思います。ただ私が忘れっぽいタイプで、引き継ぎ漏れがないか不安でした。

また受講生が卒業するタイミングと重なってしまい、そのことを申し訳なく感じていました。それでもお休み中に「元気?」と校舎に顔を出していくうちに、受講生と楽しく話せて前向きな気持ちになったことを覚えています。

星本

社内結婚ネタは無いのですが……。私は出産時期がコロナ禍だったので少し早めにお休みに入りました。会社に配慮いただいて有り難い反面、申し訳なさも感じる複雑な心境だったことを覚えています。

それから私は少し特殊で、育休期間中に東京から大阪に転勤したんです。実家のサポートを受けるためにも関西移住は長年の夢だったので、希望を叶えていただいた会社には感謝しています。新生活への不安はありましたが、より良い環境に移ることができて充実した育休期間でした。

強くなった会社への信頼、
仕事への覚悟

育休取得前後で、仕事内容や考え方はどう変化しましたか?

冨松

仕事内容は、大学事業部の教務から旧法人営業部の事務に変わりました。営業事務はシフトが柔軟に組みやすいので、その点は会社に融通していただいたと思います。その後まなびメディア事業部に異動して、現在に至ります。

考え方の変化としては、産後1ヶ月で東日本大震災があったんです。家でニュースを見て心配していたのですが、夫から「ビルの11階から階段で引率して、学生を最後の一人まで安全に送り届けた」という話を聞いて、会社への信頼がより強くなりました。

まさに赤ちゃんを抱えて人生を預かる責任を感じていた時だったので、「一人ひとりへの向き合い方がしっかりしている会社だな」とあらためて見直したことを覚えています。

自分自身も子育てを経てお客様の気持ちを以前より想像できるようになりましたし、もっと責任を持って接していこうと心掛けるようになりました。

岡田

仕事内容は育休前から変わっていません。G’s ACADEMY FUKUOKAのクラス担任や、入学検討者様のカウンセリングを主に担当しています。

ただ時短勤務に変更したことで、以前と同じように働くことが難しくなりました。もともと私は受講生のことを「全身で受け止めたい」と思い、夜間でもすぐ質問に答えるようにしていたのですが、復帰後はそうはいきません。同じように働こうとして挫折しました。

「まずは自分のことをきちんとやることが大事」と考え、仕事に優先順位をつけながら働くように変えました。最初の半年は試行錯誤の連続でしたが、今は仕事と子育ての良いバランスを見つけることができています。

星本

私は育休取得を経て、社会人向けクリエイター養成スクールのデジタルハリウッドSTUDIO渋谷からデジタルハリウッド大阪本校に異動しました。勤務形態も時短に切り替え、土曜出勤も無くして働いています。

小学生の子どもが上にいるので、実は以前から子育てと両立して働いていました。当時は自分だけ早く帰宅することに罪悪感を感じて、もがいていたんです。

そこから育休を取得して、もう一人産んだことで心境に変化がありましたね。「もう、無理だ。仕事も子育ても全部をやるなんてできない」と、あきらめたんです。できないことは「できない」と言えるようになって、会社のサポートを求められるようになりました。

割り切って働けるように変わったことで、今まで以上に周囲の方々への感謝の気持ちが湧いてきました。育休取得を経て、自分ができることに全力で取り組みたいというマインドに変わったと感じています。

「自分を生きる」感覚を取り戻した

育休復帰後、大変だったことを
教えてください。

冨松

そうですね、大変だったというよりも「働いている方が楽」だったかもしれません。

岡田

星本

(激しく同意)

冨松

育休の間は子どもを通したコミュニケーションばかりだったので、少し自己肯定感が下がっていたんですかね。
復帰して「私、働けたんだ!」と自分に戻ってきたような感覚がありましたし、自分のペースで過ごせる時間が増えていきました。保育園の送り迎えなどは大変でしたが、精神的には楽になった部分が大きいです。

岡田

私も「日本語が通じる相手と話せる」というのが大きくて、人として価値が復活していくような喜びを感じました。
ただ「出産前の自分と同じように仕事ができない」と悩んでしまったことは大変でしたね。
当時はいっぱいいっぱいで、ずっと休みなくマラソンしているような気持ちだったんです。
今となれば気にしなくていいことだったと思います。

星本

「二人育てながら働くのは大変だね」と言っていただくこともありますが、私にとって仕事と子育ての両立はもう当たり前のルーティンになっているので、乗り越えられています。
ただ体調管理は常にキリキリと気を張っているところではありますね。
家族全員が風邪をひいた時はもう本当に大変です!

冨松

保育園に登園すると「ノロウイルス始まりました!」とか、冷やし中華みたいに貼り出されていますよね(笑)あの瞬間、予定調整のために頭をフル回転させる感じ、懐かしいです。

新しい制度さえ一緒につくる会社

復帰に向けて会社やチームのサポートはどうでしたか?

冨松

管理部の方には本当に支えていただきました。

当時は待機児童問題が今よりも深刻で、既定の育休期間中に保育園が見つからなかったんです。もともと育休期間の延長制度は会社に存在しなかったのですが、管理部のすすめで嘆願書を提出したところ無事に延長が認められました。

保育園が見つかる1歳の途中まで、復帰を待っていただけました。既存の制度を適用するだけでなく、一緒に考えながら新しい制度をつくってサポートしていただけたことは心強かったです。

週末のイベントにやむを得ず子連れ出勤した時も、みんなが温かく迎えてくれました。うちの子どもは「デジタルハリウッドに就職したい」と言っています。

岡田

私の場合はジーズアカデミー事業部で初の育休取得で、前例がない状況でした。

ありがたかったことは、事業部長の児玉さんが「育休取得した人が安心して帰ってこられて、休んだ時は誰でもカバーできるようになるんだぞ」と全体ミーティングで話してくださったんです。育休は誰にでも起こりうることだからサポートしようという前向きな空気をつくっていただきました。

既存のルールを提示するのではなく「こちらの要望にどんな仕組みが合うか」と考えてくれる柔軟な会社なので、すごく助かりましたね。

星本

大阪本校に異動してきた状況でしたが、とてもウェルカムな雰囲気で受け入れていただきました。第2の家族みたいな温かいコミュニティに自分自身も溶け込んでいますし、ありのままを受け止めてもらっているといつも感じています。

以前から上司に「チームで働いているのだから迷惑かけていいんだよ」と言っていただいていたんですけど、育休後は本当に心から職場に安心感がある状態で仕事ができていますね。

土日勤務の時はあえて子どもを連れていき、椅子を並べたりとか社会科見学のようなこともさせていただくと、スタッフはもちろん受講生の皆さんも暖かく受け入れてくださいます。

学びを求める方を受け止めて次のステージまで伴走する教育機関だからこそ、多様性を見守る風土が強く根付いていることを感じてすごく感謝しています。

お子さんの発熱などで急に休む際は、どのように調整されていますか?

星本

当日チームのメンバーに連絡します。リモートで対応できることは自宅で、お休みが必要であればそのままお休みさせていただきます。

冨松

私も同じです。まなびメディア事業部はリモートが基本なので、子どもの面倒を見ながら勤務するという状況は今でもたまにありますね。

岡田

ジーズアカデミーも柔軟な調整が可能です。急なお迎えが発生しても周りのメンバーが「いってらっしゃい!」という明るい空気で送り出してくださって感謝しています。

どんな変化も前向きに、自分らしく乗り越えよう

ライフイベントと仕事の両立が
不安な方にメッセージをお願いします。

冨松

育児だけでなく、介護の際も会社にはサポートしていただきました。母親が体調を崩した際に1ヶ月、地元の九州に戻ってフルリモートで勤務していたんです。責任を持って自分の仕事を進めていれば、働く時間や場所は融通がきく環境が整っている会社です。

また会社での経験は、子育てにも役立っていると感じます。たとえばキャンパス内でゲームに熱中していた学生が、エンタメ業界に就職してバリバリ働いている様子を見ています。楽しいことの延長線上にいろいろな働き方がありますから、子どもの将来に関して過剰に心配することがないというのは、良い影響だと思っています。

岡田

「なんとかなる」というメッセージをお伝えしたいです。

私と夫は同じ職場で、家事育児を50%ずつ折半すると決めて出産しました。毎日の料理も病院の付き添いも夫婦ともに対応できる体制を構築しておいたことは、ライフイベントと仕事の両立に大きく役立っていると感じます。デジタルハリウッドのカルチャーにいる夫の柔軟なマインドのおかげですね。

新しい道を切り開いている会社なので、働き方に関しても前向きに準備をしてさえいれば、どんなことが起きても「なんとかなる」という安心感がデジタルハリウッドにはあります。

星本

デジタルハリウッドに転職した当時は「子育て中の自分を受け入れてくれる会社があるのか?」とさえ感じていました。今はある意味この環境に慣れていますが、世の中にはデジタルハリウッドのように自由に働ける会社はまだまだ少ないと思います。

ライフイベントと仕事を両立する際に抱く「罪悪感」や「戸惑い」からは逃れられないかもしれません。それでも、その期間を「誰と過ごすか」は自分で選ぶことができます。

私生活と仕事を必ずしも切り分けなくても、ありのままの自分を受け入れてもらえる環境は確かにあります。皆さんもチームのメンバーと助け合える良い循環を生み出してください。

ママ3人の一日のスケジュール

以上、クロストークの内容をお伝えしました。一人ひとりの自分らしい生き方を大切にするデジタルハリウッドの価値観が、会話の端々に表れていたのではないでしょうか。これからも社員が安心して仕事とライフイベントを両立できる環境づくりに取り組んでまいります。

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