新卒採用の要件定義書
これは「答え」ではなく、お互いの目線を合わせるためのドキュメントです。 私たちが考えていること・聞きたいこと・評価したいことを、ストレートに公開します。
はじめに ── なぜ選考の「裏側」を全公開するのか
この要件定義書は「答え」ではなくお互いの「目線」を合わせるためのものです。
就職活動には「どうやら●●をした方が良いらしい」といった見えないルールや暗黙の了解が跋扈しているようです。 企業の説明とキャリアセンターのアドバイスと先輩の体験談が矛盾する、そんな声も聞かれます。 何が本当かわからず疲弊するという人もいるのではないかと思います。
そこでデジタルハリウッド株式会社では、私たちが考えていること、聞きたいこと、評価したいことをストレートにお伝えすることで、 学生側の無駄な深読みの時間を抑制したいと考えました。当社の文化や価値観をありのまま共有します。
正解を当てにいくことに時間を使ったり、どの企業にも同じような自分を演じるのは、とてももったいないこと。 あなた自身の魅力をどう伝えていくかを、楽しみながら考えてみてください。 当社の想いに共感し、新しい文化を一緒につくっていける方とお会いできることを楽しみにしております。
「面接で服装自由と言われたけど、どこまで自由なの?」 「ESで何を見ているか教えてほしい」 「一次面接って何を見ているの?」 ── そうした疑問に、このページでお答えします。
デジタルハリウッドの仕事で大切なこと
それは学校を絶えず機能させること。
デジタルハリウッドの仕事は、相談を受けて支援するだけの"受け身"ではありません。
私たちが担うのは、学校を絶えず機能させるための企画と運営です。
「学校が機能している状態」とは何か。私たちは次の3つだと考えています。
第一に、学びに本気で向き合う人が集い続けていること。
第二に、その挑戦を前に進めるための、実践的で更新され続けるカリキュラムがあること。
第三に、学びを通じて得た力をそれぞれが形にし、卒業後は産業や社会の現場で価値を発揮していくこと。
この状態を保つには、未来を予測し、先回りして形にし、学びが社会と接続される道筋を
整え続ける必要があります。だからこそ私たちは、企画と運営を仕事の中心に置いています。
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機能する仕組みをつくる
カリキュラムを設計し、クリエイターを講師にスカウトし、産業界との接点をつくり、学びが実践につながる道筋を整える。 これらは、要望が出てから対応する仕事ではなく、学校の価値を成立させるための中核です。 現場の変化を先に読み、選択肢を増やし、挑戦が継続する環境を整える——その連続が私たちの仕事です。
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学ぶ人を増やす
教育事業は、良い場をつくるだけでは成立しません。可能性のある挑戦者が集まって初めて、 学びは循環し、コミュニティの切磋琢磨で実力が高まります。だからこそ、マーケティングや広報は "付随業務"ではなく事業の起点です。誰に、どの機能を、どのような価値として届けるのか。 情報設計から導線、場の演出まで含めて設計し、届くところまで届け切ることが求められます。
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産業に貢献する
ゲームやアニメといったコンテンツ産業と呼ばれる業界の規模は国内で約5.8兆円とされています。 これは自動車産業の21.6兆円に次ぐ規模です。さらに政府はコンテンツ産業を基幹産業の一つと位置づけ、 2033年の海外売上高を23年比で3.5倍となる20兆円を目標としました。そのための課題は人材育成だとされています。 当社は1990年代からコンテンツ産業に寄与する人材輩出を続けてきましたが、コンテンツ業界で活躍するために 最も近道である存在であり続けなければならないと考えています。
参考:アニメやゲームのコンテンツ市場、世界が舞台 目指すは自動車産業級(日本経済新聞)
当社で活躍している人とは
以下のような仕事に関心のある方は活躍の機会が多いです。特定の経験や資格の有無での評価はしません。 現時点で自信がなかったとしても「これからどう成長したいか」という意欲を大切にしているため、 選考ではご自身の強みだけでなく今の課題や将来なりたい自分像についても率直にお聞かせください。
- Webマーケティング・広報
- クリエイターを目指す人のニーズを数字やデータなどからマーケティングし、PR、Web広告、SNSを通して入学検討者を顕在化させること
- カウンセリング業務
- コミュニケーションを通じて相手のデジタルハリウッドに対する期待や不安を把握し、講座や学習計画の提案を行うこと
- ステークホルダーとの関係構築
- 学生・受講生を含むステークホルダーとは積極的にコミュニケーションを図り、環境整備や新商品開発、施策案などに反映すること
- 産業界との連携強化・出口開拓
- テクノロジーやクリエイティブの現場との産学連携を促進し、業界全体へ貢献すること。また学んだ人の出口となる就業先を増やすこと
選考フローとポイント ── 採用プロセスで見ていること
Step 1:会社説明会(オンライン・服装自由)
Zoomを使用して1.5h程度のオンライン会社説明会を実施します。 事業や業務に関する基本的な説明に加え、現場社員の登壇やインタビュー映像など説明会限定コンテンツをご用意。 高い解像度で当社を理解し、ご自身と重ねて働くイメージを持つことが選考通過のカギとなります。ぜひご参加ください。
Step 2:エントリー ── ESで何を見ているか
専用フォームより期日までにエントリーをお願いいたします。質問項目は以下の通りです。
- 自己PR:事実の羅列ではなくそこから得られた洞察を含めて教えてください
- 趣味・特技:当社は多様なスタッフで構成することを重視しています。これは評価に関係ない設問ではありません
- 志望理由:デジタルクリエイティブを扱う教育機関は昨今多く存在します。そのなかでなぜ当社なのかを教えてください
- エッセイ①:これまでの人生で最も愛した作品(書籍・映画・アニメ・音楽・アート・ゲームetc)について教えてください
- エッセイ②:社会人向けスクール『デジタルハリウッド』にて2030年時点で最も受講生数が多そうな講座名を考えてください。これは答えがあるわけではなく皆さんの未来予測をお聞きしたい設問です(現在のラインナップはこちら: 講座一覧)
当社では大きな不備がない限りは応募いただいた方全員とお会いしています。いわばエントリーフォームの記述は面接当日のアジェンダです。 対話を深めるための土台となることを意識してご準備ください。
Step 3:落ちない一次面接(服装自由・フィードバックあり)
一次面接で合否判定は出しません。価値観やお考えをお伺いしながら当社とのマッチポイントをできるだけ多く見つけると同時に、 候補者の方にとってもご自身が働く場所として見極めていただく時間だと考えています。 なお事前に面接を担当する社員のプロフィールをお送りしており、日程もこちらから一方的に決めるのでなく鋭意調整します。
服装について:スーツの着用やオフィスカジュアルよりも、自分の気持ちが高まる服装でご参加ください。 当社では式典などの特別な機会以外服装は自由であり、髪色やネイルについても不問です。就活生の皆さんのことも同じ基準で考えます。
Step 4:振り返りと作戦会議(任意)
一次面接の振り返りと自己PR動画の準備に向けた作戦会議を実施します。オンライン・ご来社どちらでも構いません。 面接で話しきれなかった内容や、フィードバックがあった部分を採用担当と一緒に見直して、自己PR動画の構成を整理します。 これまで二次選考を通過した候補者からも、この機会を通して「自分の中でも整理がついた」「就活全般に役立った」という声をいただいております。ぜひ壁打ち相手として気軽にご相談ください。
Step 5:自己PR動画の提出
5分以内の自己PR動画をYouTubeに限定公開でアップロードし、視聴URLを提出いただきます。ご自身のPRであることと当社への熱意が込められた動画であれば内容や服装、編集の有無について決まりはありません。 当社が見ているポイントは動画の中身であり、編集技術の高さ/低さが評価に影響することはありませんのでご安心ください。
合否連絡:期日から一週間以内(早く提出しても合否連絡日は変わりません)
Step 6:最終面接(対面)
役員3名による最終面接を東京御茶ノ水オフィスで対面実施いたします。新幹線や飛行機を利用する方は交通費を支給します。
合否連絡:当日~数日以内
面接評価指標 ── 面接官は何を見ているのか
一次面接には以下の評価項目を設けています。点数式に上から順に評価が良いというものではありません。 先述の通り一次面接には合否判定がございませんので候補者の皆さまを多角的に理解するためのひとつとして活用しています。
- 当社や当社の業務について正しく理解している
- 学生時代にユニークな経験をしたり独特の価値観を形成している
- 教育やテクノロジー、あるいはエンターテインメントなど当社の事業ドメインに関心や経験がある
- 多くの利害関係者に囲まれるなかで上手にコミュニケーションができる素養を感じる
動画制作マニュアル ── 自己PR動画で見ているポイント
要件は5分以内の動画であることのみ。服装や編集の有無は問いません。自由に、楽しみながら制作してください。
「はじめまして」からスタートする
面接を担当した社員以外にも採用関係者はたくさんいます。動画が初対面になる人の方が多いのでESや一次面接の内容と重複することを心配しすぎず、ストーリーに沿って話しましょう。
自分をふんだんに取り入れる(普段着、趣味など)
ESや一次面接ではどうしても「就活モード」の印象が強くなります。それは完全に否定されるものではありませんが、この動画選考では普段のあなたが伝わることを意識してください。あなたを表す"ガクチカ"はスマホの中に写真や映像として存在しているはずです。ぜひ活用してください。
チェックリスト
- カメラの位置は水平に、目線は合っている?(見上げすぎ・見下げすぎNG)
- 明るさは適切?(顔に影が入りすぎ・白飛びしすぎNG)
- 自分と会社がリンクする部分が語られている?
- ストーリーに沿って語られている?
- 音声に問題はない?イヤホンあり・なし両方で聞いてみる。(雑音、声が小さい、ハキハキ聞こえない等・先に音声だけ収録するのもアリ)
- BGMを使う場合は著作権フリーの音源を使っている?(アーティストの音源などを使用すると限定公開であったとしてもYouTubeの判定により公開停止になる可能性があります)
- 動画内のテロップや差し込んだ写真の大きさ・色は適切?(PCとスマホ両方で視認性を確認)
YouTubeへアップロード
できあがった動画はYouTubeに限定公開でアップロードしていただきます。動画タイトルは『氏名_デジタルハリウッド新卒採用』としてください。一次面接後にアップロードマニュアルをお送りいたしますのでアップ方法が分からない方はご参考とされてください。
よくある質問 ── 就活生からの疑問に採用担当が回答
- 面接の服装は本当に自由ですか?スーツじゃなくて大丈夫?
- はい、本当に自由です。前後の予定の関係でリクルートスーツで参加されることはかまいませんが、私たちはできるだけスーツではなく普段の服装の皆さんを見たいと考えております。なお余談ですが、就活の「服装自由」で困ったときはその会社の社員の服装がどれくらい自由なのかをチェックすることをオススメします。
- 「落ちない一次面接」とは何ですか?本当に落ちないのですか?
- 一次面接では合否判定自体がありません。お互いの相互理解を深めるための時間として設計しています。最初の30分で当社からの質問、次の20分で候補者からの質問、最後の10分で面接フィードバックをお伝えします。
- ESの評価基準を教えてください。何を見ていますか?
- 大きな不備がない限り応募いただいた方全員とお会いしています。一般論としてESは、どんな人なのか、なぜ当社なのか、当社の仕事を遂行できる資質や興味があるのか、を伝えると企業側が評価しやすいです。
- 面接ではどんなことを評価していますか?
- 主な評価観点は4つあります。当社や業務への正しい理解、学生時代のユニークな経験や独自の価値観、教育・テクノロジー・エンタメなど事業ドメインへの関心、多様な関係者とのコミュニケーション素養です。詳しくは面接評価指標をご覧ください。
- 自己PR動画では編集スキルが必要ですか?
- いいえ、編集技術の高さ/低さが評価に影響することはありません。5分以内の動画で、ご自身のPRと当社への熱意が込められていれば、内容や服装、編集の有無について決まりはありません。
- 面接官の情報は事前にもらえますか?
- はい。私たちは学生が面接官のフルネームがわからないといった状態は情報が不均衡であり不誠実だと考えています。一次面接前に面接を担当する社員のプロフィール(経歴や仕事に対する想い等)をデータでお送りしています。
- 選考フロー全体の流れを教えてください
- 会社説明会(オンライン)→ エントリー → 落ちない一次面接(フィードバックあり)→ 振り返りと作戦会議(任意)→ 自己PR動画の提出 → 最終面接(対面)という流れです。詳しくは選考フローとポイントをご覧ください。