プログラム

【基調講演】15:00~16:00   定員:150名

ロボットと人工知能が創り出す第4次産業革命

IBM Watsonなどの人工知能、パーソナルロボットPepperをはじめとする次世代ロボット製品の技術の発達およびそれらの融合は、高度に進んだデジタルコミュニケーション時代を次のステップへと導こうとしている。こうしたテクノロジーが人間の仕事や人間社会のあり方を破壊するのではないかという議論があちこちで起こっている一方で、ドローンの普及などによる新しいロボットAI産業が、次に求められる人材育成を牽引しようとしており、近未来の教育を考える上で重要な潮流となっている。オープニングキーノートとして、ソフトバンク社およびソフトバンクロボティクス社の首席エヴァンジェリストがパーソナルロボットPepper、IBMの人工知能型システム IBM WatsonといったロボットAI産業の潮流を解説。基調講演に続いて、杉山知之学長との対談を通じて本フォーラムのテーマ「Powered by AI -人工知能がドライブする人間社会」について考える。

中山 五輪男:ソフトバンクモバイル株式会社 首席エヴァンジェリスト
中山 五輪男:ソフトバンク株式会社 ソフトバンクロボティクス株式会社 首席エヴァンジェリスト

1964年5月 長野県伊那市生まれ。法政大学工学部電気電子工学科卒業。日本DEC、日本SGI、EMCジャパンを経て2001年ソフトバンクグループに入社。現在はソフトバンク社およびソフトバンクロボティクス社の首席エヴァンジェリストとしてiPhoneおよびiPadなどのスマートデバイス、各種クラウドサービス、パーソナルロボットPepper、IBMの人工知能型システム IBM Watsonの4分野について、年間200回以上の全国各地での講演活動を通じてビジネスユーザーへの訴求活動を実践している。iPhone関連の書籍の執筆活動や複数のTV番組出演でのiPhone訴求など、エヴァンジェリストとしての活動をしつつ、国内20以上の大学での特別講師も務めている。

杉山 知之:デジタルハリウッド大学 学長
杉山 知之:デジタルハリウッド大学 学長

1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年 日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日1本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の学院長に就任。福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務め、また「新日本様式」協議会、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。著書は「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)、「クリエイター・スピリットとは何か?」※最新刊(ちくまプリマー新書)ほか。

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【セッションテクノロジートラック1】16:10〜16:50  定員:150名

ドローンの安全な利活用から始まる、産業イノベーション

昨今、急速に普及している無人航空機は「空の産業革命」といわれるように、新しい産業として成長できる大きな可能性を秘めているが、一方において墜落や危険飛行による事故等のリスクも心配されている。こうした状況を踏まえて、国では航空法の改正をはじめさまざまな法整備を行っている。その中でいち早く、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は「無人航空機の安全に関する指針」を発表し、操縦者や安全運航管理者の養成を行うべく養成スクールとして認定することとなった。デジタルハリウッドは国内初の認定スクールとなり、JUIDAとともにドローンの安全運行管理者の養成を開始。ドローン利活用の産業事例とリスクをご紹介し、安全運航管理教育の必要性を考える。

熊田 知之 氏:JUIDA事務局長

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【セッションエデュケーショントラック1】16:10〜16:50  定員:60名

大学教育を考える

文部科学省の調査によると2014年度日本全体で、およそ8万人の学生が高等教育機関から中途退学している。義務教育ではない大学からの中退がなぜ社会的に問題なのかについて、これまでの経験から解説する。また、中退の背景として経済的な問題もあるものの、中退の真の要因を捉えるためには学生個人毎(ミクロ視点)での実態把握が必要不可欠だと感じる。実際に大学と共同で展開している中退予防PJTで実践しているアナリティクスを活用した中退予防の方策についても紹介する。

伊藤 俊徳 氏:NPO法人NEWVERY理事 高等教育事業部ディレクター
伊藤 俊徳 氏:NPO法人NEWVERY理事 高等教育事業部ディレクター

慶應義塾大学経済学部卒業。中央大学国際会計研究科修了(MBA in Finance)。経営コンサルタントとして、これまで企業を中心に50以上の組織の戦略立案・実行推進を支援。2011年にNEWVERYフェロー(全体戦略担当)就任し、NEWVERYにおける高等教育関連の新規事業・サービスの企画に関与してきたが、日本の教育イノベーションの実現に注力するため2015年にNEWVERY理事、高等教育事業部ディレクターに就任。

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【セッションイノベーショントラック1】16:10〜16:50  定員:60名

人材育成からはじまる新しい地域活性 
~地域に根差す企業の持続的な地域社会づくり~

地方創生元年と言われている2015年。しかし一過性のブームではなく、企業として持続的な地域社会づくりをするために必要なこととは?地域に根差し、新しい働き方やライフスタイルの提案をおこないながら、地域社会づくりに取り組んでいる先進的な2つの事例を紹介する。第一部:「米子コンテンツ工場」で鳥取のクリエイターに世界中の仕事を!第二部:長野野尻湖でだからできるクオリティを!リモートワークへの挑戦。

平尾 貴志 氏:有限会社クレイド代表取締役
平尾 貴志 氏:有限会社クレイド代表取締役
吉原 ゴウ 氏:株式会社LIG代表取締役社長
吉原 ゴウ 氏:株式会社LIG代表取締役社長

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【セッションテクノロジートラック2】17:00〜17:40 定員:150名

IoT/WoTを活用した学習活動の実践
~オープンデザインとWebテクノロジが切り拓く創造性の未来~

デジタルファブリケーション環境の普及を背景として、デジタルメディアを前提としたモノづくりの領域では、マスプロダクトのデザインにとどまらない「個人の生活に寄り添うデザイン」の実践が可能となっている。こうした中で、IoTにWebの技術と体験を統合したWoTの世界では、ブラウザ上で完結する従来のWebを超えた「実世界へのアプローチ」が試みられており、オープンデザインの潮流と結びつきながら、新たな創造性の種を育んでいる。本セッションではAIなどのソフトウェア基盤がIoT/WoTの領域へもたらす新たな可能性に触れながら、オープンデザインとWeb技術の普及が切り拓く創造性の未来を展望する。

赤塚 大典 氏:Mozilla Japan研究員
赤塚 大典 氏:Mozilla Japan研究員

都立航空工業高等専門学校在籍中から4輪レーサーを目指すも断念。蕎麦屋、溶接屋を経てプログラマになる。 2003年IPA未踏ユース(スーパークリエイタ)、2006年IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択。 2011 年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。現在はMozilla Japan研究員としてWebの新しい使い方などを模索中。2008年度グッドデザイン賞(新領域)、2011年慶應義塾大学政策・メディア研究科相磯賞受賞。

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【セッションエデュケーショントラック2】17:00〜17:40 定員:60名

アクティブラーニングとeラーニングで授業をもっと面白くしよう!

「学生が前のめりになる授業がやりたい!!」。デジタル化により様々な手法やツールが導入され、活発な議論が交わされている昨今の教育業界だが、私達の思いは昔からひとつのはず。10年前にeラーニングによる社会人向け通信教育を開始し、同時にアクティブラーニングをベースにした大学、大学院を運営してきたデジタルハリウッド。現在ではeラーニングと対面授業を効果的に組み合わせることで、教室で先生が教える時間を少なくし、学生が動き、考える時間を増やすことに成功している。デジタルハリウッド流のeラーニングコンテンツのつくり方と活かし方を学内事例はもちろん、本学が導入サポートした他校の事例も含めて紹介する。

栗谷 幸助:デジタルハリウッド大学 准教授
栗谷 幸助:デジタルハリウッド大学 准教授

福岡県生まれ。中央大学卒業後、流通業に就くが、その際に「人と人とを繋ぐ」という『道具』としてのWebの魅力に触れWeb業界へ転進。Webデザインユニットの代表として、SOHOでWebの企画・デザイン・サイト運営等を手掛けながら、各地でWeb関連の講師を担当。その後、デジタルハリウッドに所属し、現在に至る。また、共著として『グラフィックデザイン Illustrator & Photoshop』『Webデザイン Illustrator & Photoshop』『Webデザイン

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【セッションイノベーショントラック2】17:00〜17:40 定員:60名

世界を変えるサービスが産まれるTech教育

なぜFacebookやTwitterのようなサービスは日本から産まれてこないのだろうか?米国・韓国などの様々な事例を元に、『起業家が生まれる』ための産業と教育現場の役割について、皆様と共に考えていく。またそういった問題意識から、新たな取り組みとしてデジハリハリウッドがスタートした起業を目指す社会人のためのエンジニア養成スクール『G's ACADEMY TOKYO』での教育成果と、『デジタルハリウッド大学大学院』で2016年度からはじまる新しい起業家養成プログラムの構想も紹介していく。

藤川 真一 氏(えふしん):BASE株式会社 CTO
藤川 真一 氏(えふしん):BASE株式会社 CTO

FA装置メーカー、Web制作のベンチャーを経て、2006年にGMOペパボへ。ショッピングモールサービスにプロデューサーとして携わるかたわら、2007年からモバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント『モバツイ』の開発・運営を個人で開始。2010年マインドスコープを設立し、2012年4月30日まで代表取締役社長を務める。その後、想創社(version2)を設立しiPhoneアプリ『ShopCard.me』を開発。2014年8月からBASE(ベイス)株式会社の取締役CTOに就任

山崎 大助:デジタルハリウッド大学院 教員 MicrosoftMVP
山崎 大助:デジタルハリウッド大学院 教員 MicrosoftMVP

数々のIT系メディアに登場し、アジアで唯一(世界9人中の1名)のMicrosoft MVP(Bing Maps Development)に2年連続選ばれた業界最前線で活躍するクリエイター。デジタルハリウッド大学院講師。Bing関連だけでなくHTML5やWeb関連技術の普及に尽力しつつ、IT系メディアでの寄稿、書籍の執筆・連載でも人気。 著書として「レスポンシブWebデザイン「超」実践デザイン集中講義」(ソフトバンク クリエイティブ)「jQueryレッスンブックjQuery2.x/1.x対応」(ソシム)連載:連載インデックス「HTML5アプリ作ろうぜ!」@IT

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