Press Release

開催レポート|落合陽一特任教授監修 2020年度夏季集中講義メディアアート「え、リモートじゃないの?展」|デジタルハリウッド大学[DHU]

<開催レポート>
デジタルハリウッド大学[DHU]
落合陽一特任教授 監修
2020年度夏季集中講義「メディアアート」
「え、リモートじゃないの?展」

【日程】

1.授業8月22日(土)8:40-10:10、 10:20-11:50
2.授業8月23日(日)8:40-10:10、 10:20-11:50
3.授業8月24日(月)8:40-10:10、 10:20-11:50
4.授業8月25日(火)8:40-10:10
8月26日(水)制作期間
8月27日(木)制作期間
8月28日(金)制作期間
8月29日(土)制作期間
5.8月30日(日)8:40-10:10評価会
展示会31日~9月6日

■落合陽一特任教授 担当講義「メディアアート」授業概要(授業シラバスより抜粋)

メディア装置の発明を伴う芸術活動が近年盛んに行われるようになってきている。 文化的表現の手法として計算機科学や応用物理や生物などの工学的発明を伴った表現について国内外で注目が集まりつつあり、 今後の社会要請としてスポーツイベントや文化イベントなどで積極的にそのような表現が求められてくると予想される。 本講義及び演習では、 メディア技術史とメディア表現技術を概観し、 斬新な表現方法について考察した上でグループワークまたは個人により作品を制作し展覧会を運営する。

初回授業風景

本講義は新型コロナウィルス感染症への対策として、 消毒・検温・マスク装着等を行いながら対面授業を実施しました。

展示会はWebからの予約申込み制とし、 場内の人数を制限して開催いたしました。

■展示会「え、 リモートじゃないの?展」ステートメント キービジュアルより抜粋

いつものZOOMに誰もいない。
ディスプレイに映るイメージの数々が懐かしいのは、 どうしてだろう。
部屋の中で思い出を失いながら淡々と続く日常よりも、
本当の世界のように思えた。
「え、 リモートじゃないの?」
密を避けながらと思い外へ出ると、 夏は既に陰りを見せていた。

<展示作品一覧>

世界からもし、 イデアが無くなったら

「懐古」への邂逅

唇会談

ちゃんと生えている

We are not I am

Broken Reflections

「感情処方箋」ー未来Be Oneクリニック

Under The Concrete

愛読花

きっとまた、 あっちとつながる

消毒瘴毒

こころと距離と地図

通用する青春

人工物と自然物の逆

あなたが生活している地面の裏側

うるささ(2013 -2015)

叡智の科学信仰

■参加学生の感想コメント(「唇会談」を制作しMVPを受賞した平松レイナさん・学部4年生)

フィジカルな出会いが少ない昨今。 偶然出会った18人が一丸となり、 たった9日間で個人作品を作りつつ展示会という一つの共通した世界を創り上げる感覚は刺激的でした。 また必要最低限のコミュニケーションが取られがちの今だからこそ「何気なく生まれる会話」の重要性を実感しました。 前例がひっくり返され続ける歴史の渦の中でそれに順応させた形で作品をアウトプットした経験は今後飛躍するためのバネの仕込みとなりました。


■担当教員プロフィール

落合 陽一 特任教授
筑波大学デジタルネイチャー
開発研究センター センター長、 准教授
大阪芸術大学客員教授
Pixie Dust Technologies CEO
デジタルハリウッド大学 特任教授

メディアアーティスト。 1987年生まれ。 東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、 博士(学際情報学)。 筑波大学准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表・JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表・一般社団法人xDiversity代表理事。 2015年World Technology Award、 2016年Prix Ars Electronica、 EUよりSTARTS Prize受賞。 Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞など、 国内外で受賞多数。 個展として「Image and Matter (マレーシア・クアラルンプール2016)」や「Imago et Materia (東京六本木2017)」、 「ジャパニーズテクニウム展 (東京紀尾井町2017)」、 「落合陽一、 山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」(東京・表参道2018)」、 「質量への憧憬(東京・品川、 2019)」など。 グループ展では「Ars Electronica Festival」「SIGGRAPH Art Gallery」,「県北芸術祭」や「Media Ambition Tokyo」などに参加。 近著として「日本進化論(SBクリエイティブ)」、 「デジタルネイチャー(PLANETS)」、 写真集「質量への憧憬(amana)」

 
【デジタルハリウッド大学[DHU]とは】

https://www.dhw.ac.jp/

2005年4月、 文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。 デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。

デジタルコミュニケーション学部では、 不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG、 ゲーム・プログラミング、 映像、 グラフィック、 Webデザイン、 メディアアート等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、 マーケティング、 広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる1学部1学科制を採用。

さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、 海外留学を推進している。 世界40か国・地域出身の学生が在籍し、 御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。 また、 大学発ベンチャー設立数は全国11位(2019年度実績)となっており、 多数の起業家を輩出している。