Digital Hollywood President
Greeting

学長挨拶

Re-Designing The Future

人類社会に革命と大きな変革が訪れることが間違いないと確信できた1994年10月、デジタルハリウッドを設立しました。最初のブラウザーと言ってよいNetscape Navigatorも、3DCG時代の家庭用ゲーム機SONY PlayStationも、その年の年末から市場に登場したのです。 このインターネットの夜明け、3Dコンピュータグラフィックスの一般家庭への飛来という時、すでにデジタルハリウッドは、今日をいち早く予測し、何よりも必要な新しい時代を切り開くクリエイター人材の育成を進めてまいりました。

また、設立時より、デジタルコミュニケーションが社会のインフラとなる21世紀においては、大学院レベルの教育が必要となると考え、デジタルハリウッド設立時より、大学院設立を将来の目標としてきましたが、小泉政権の特区制度により、私の予想より早く2004年に日本初の株式会社による専門職大学院として開校することができました。

さらに翌年には、ボーダーレスとなる国際社会に適応する人材を育成することを目的に、デジタルハリウッドが得意なデジタルコンテンツ制作技術に加え、実践的な英語力と21世紀の教養を身につける四年制大学も設立いたしました。
すでに9万人余の卒業生が社会において活躍しておりますが、デジタルコミュニケーションによる本当の変革が始まるのは、まだまだこれからの状況であり、ますます能力がある人材が必要となる時となっております。

「誰でもが、デジタルという大きな波を乗りこなし、ひとり一人が自分らしい人生を、自分の力で切り開いていけるようになる力を学べる場」それが、設立当初から、まったく変わらない学校の存在意義です。 日本人が持つ創造的な文化を中心に置き、そこから世界を見て、国際社会にも貢献できる学校づくりを、さらに推し進めていきます。

デジタルハリウッド大学 学長
杉山 知之(Tomoyuki Sugiyama)/工学博士

1954年東京都生まれ。
87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。
90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月デジタルハリウッド設立。
2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。
2011年9月、上海音楽学院(中国)との合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の学院長に就任。
福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務め、また「新日本様式」協議会、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会など多くの委員を歴任。
2016年より「一般社団法人デザイン&テクノロジー協会」理事長。
99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。
著書は「クール・ジャパン世界が買いたがる日本」(祥伝社)、「クリエイター・スピリットとは何か?」
※最新刊(ちくまプリマー新書)ほか。
■学長Facebook『SugiyamaStyle』連載中 https://www.facebook.com/SugiyamaStyle