『近未来教育フォーラム2014 Life In DATA』を開催
デジタルハリウッド株式会社は、『近未来教育フォーラム2014 Life In DATA』と題し、ITビジネス、教育ビジネスの皆様に向けたフォーラムを11月20日(木)に開催しました。
本年度の基調講演では、ビッグデータ分析ベンチャーのデータセクション株式会社を設立し、ITコンサルタント・起業家として活躍するとともに、本学でも教鞭をとる橋本大也氏が登壇。『データ・クリエイティブの時代 ~これから活躍する新たな人物像~』をテーマに、プレゼンテーション、デジタルハリウッド大学学長の杉山知之とのトークセッションを開催しました。
前半のプレゼンテーションでは、「データサイエンティスト」の可能性をテーマにお話をいただきました。データサイエンティストとはデータを科学的に分析して、ビジネスの課題を創造的に解決する職業であり、ビッグデータ時代を迎えた今まさに必要とされている人材です。橋本氏は、統計とITの能力、ビジネスの問題を発見し解決する能力、創造的な提案を行う能力がデータサイエンティストに必要であると主張。
中でもデータサイエンス(分析)とクリエイティビティ(創造)をバランスよく併せ持つことが重要であり、二つの相反する資質を融合した「データ・クリエイティブ」と呼ぶべき人材が、ビジネスにイノベーションを起こすと強調されました。
後半のトークセッションでは、データサイエンスとクリエイティビティを融合するためのキーワードについて杉山学長と議論を交わしました。橋本氏は「融合には遊び心が重要。上質な遊び心には教養が必要」「ITによる知覚と身体能力の拡張方法を教えるべき」、杉山学長は「幼稚園からプログラミングを教えるべき」「グローバルなコラボレーションワークを前提にしよう」と、それぞれの仮説を展開。最後は今後の大学教育のあり方について討議し、基調講演は終了となりました。
デジタルハリウッドでは、今後もデジタルコミュニケーション時代の変化を見据え、未来の社会全体の教育のあり方を提起し、人材育成、産業創造に尽力してまいります。