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日経MJ(東京)(新聞) / 奔流eビジネス 三淵啓自 仮想現実市場、形成へ動く

奔流eビジネス 三淵啓自 仮想現実市場、形成へ動く
日経MJ(東京)(新聞)

日本でも仮想現実コンテンツ製作が動き出している。仮想現実空間はHMDに限らず、スマートフォンを使った仮想現実デバイスのグーグルボードやベンチャー企業が開発したダンボール製のビューワー「ハコスコ」などで手軽に体験できるので企業の動きも活発だ。
これからは撮影した映像と、3DCGが癒合したコンテンツが多く出てくるだろう。テレビは映像を遠くに送る技術だったが、仮想現実では体験を沿革者と共有できるテレエクスペリエンスだ。ラジオからテレビ、そしてテレエクスペリエンスへ。マイクロソフトやフェイスブック社は仮想現実市場をゲーム体験だけでなく、人と人の体験の共有が新しい価値を生み出すと見ているのかもしれない。
(デジタルハリウッド大学教授 三淵啓自)