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週刊金曜日(雑誌) / プロも侮れない学生たちによるメディアの可能性 岩本太郎

プロも侮れない学生たちによるメディアの可能性 岩本太郎
週刊金曜日(雑誌)

全国各地の市民メディアの担い手たちによるお祭り「メディフェス(市民メディア交流集会)」が昨年12月19・20日、京都の龍谷大学で開催された。通算13回を迎えた2015年は「学生版」。近年は、メディフェス常連メンバーの”高齢化”が否めなかったが、今回は「学生版」ということで、見た目にも劇的に若返った印象だ。
「メディフェス」は、まだTwitterもFacebookもなかった04年春、「これからは市民発の情報を発信するメディアが必要だ」との思いから、テレビや新聞など旧来型メディアにかかわってきた人も含めた市民有志によって始まった。以来、各地の市民が毎回主催を持ち回りながら、ほぼ年1回開催してきた。
今回のホスト役は龍谷大学政策学部教授の松浦さと子さんの門下生を中心とする学生たち。他にも東海大、法政大、大阪芸大、武蔵大、麻布大、デジタルハリウッド大、横浜国大、名古屋大、沖縄国際大など、各地で地域における市民メディアの実践に取り組む大学生、さらには同朋高校、松本深志高校の放送部に所属する高校生らがそれぞれの日頃の活動内容について発表を行なった。