よみがえるトキワ荘 昭和の「加速装置」を今に
産経新聞(東京)
「トキワ荘大学文化祭」の横断幕の向こうに、「昭和」が広がっていた。昨年10月27日、豊島区の南長崎花咲公園。駄菓子屋さん、昔のおもちゃの展示、古本漫画の販売。紙芝居が始まると子供たちが集まり、しゃがんで見上げた。トキワ荘でよく飲まれた焼酎のソーダ割り「チューダー」も1杯100円で提供。近くの商店街では、住人がよく通った喫茶店「エデン」のイメージが再現された。
主催は「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」で、デジタルハリウッド大学大学院(千代田区)などが協力した。トキワ荘大学は「懐かしい未来」をテーマに、トキワ荘や地域の歴史などを研究し、地域振興に役立つ体験、イベントを生み出すことを目的としたプロジェクトだ。