デジタルハリウッド大学院の院生原田 翔太さんによる新刊についてお知らせします。
絶対領域 「自分を生きる」ということ
著者:原田 翔太

著者メッセージ
現在大学院M2に在学中の原田翔太です。実は私が起業してある程度の経済的な自由を手に入れた後、一番最初にしたことは「デジタルハリウッド」(スクール)に通うという選択でした。Webデザイナー専攻、Webディレクター専攻、Webプロデューサー専攻と3科を同時に受講して「そんないっぺんに通う人いませんよ」と当時の担当者には笑われました。そこで学んだことが、今の自分の礎になっているなと感じています。書名どおり自分の「絶対領域」を構成する一部になっているのです。昨今、メディアに触れればいたるところで「好きなことで生きる」だとか「自分らしく」みたいな言葉が盛んに喧伝されています。そして、そういった言葉に余計に自らの生き方や、アイデンティティはゆらぎがちだとも思います。ですが、むしろ今わたしたちに必要なことは、「好きなこと」や「自分らしさ」を探し求める前に、「狂う」ことかもしれません。「狂う」とは、なにかに圧倒的な純粋性で向かうことです。言い換えれば「没頭する」ということも言えるかもしれません。とにかく中途半端な生ぬるい「好き」程度ではどうにもなりません。狂気と紙一重な、圧倒的な偏向性こそが、「自分」を世に示すための源泉なのです。そして、その混沌を通過する中でその清濁(カオス)の中心点に「わたし」という唯一無二性を見出すこと。私の表現でいえば「絶対領域」の中に自らの生命を確立すること。これが必要です。自分の生き方に絶対的な中核点を持った人たちが、この世では活躍していくからです。ライスワーク(生きていく術)とライフワーク(すきなこと)の折衷点の狭間に、「ライブワーク」を生み出し、「自分ということ」という問いに自らの解を出す。アイデンティティがゆらぎがちな時代では、なおのことそこが問われます。本書はこれからの時代に生きる若い人たちのために書きました。本文でも書いていますが、この本は普通のビジネス書ではありません。人生を変える劇薬的禁書です。気になった方はぜひ本書を手にとってみてください。
発行日: 2021/6/5
出版元:青志社
ページ数: 336ページ
ISBN-10 : 4865901175
ISBN-13 : 978-4865901177