解説スペシャル ドローン活用 安全確保課題
読売新聞(東京)(新聞)
小型無人機「ドローン」は、様々な活用が模索され、ドローン産業は新たな成長分野として注目されている。ただ、その安全確保は緒に就いたばかりだ。将来の技術開発にもつながるルールや枠組み作りが急がれる。
調査会社シード・プランニングの推計によると、ドローンの国内市場は2015年で16億円だったが、22年には406億円に膨れあがる。米調査会社フロスト&サリバンは、世界市場を2020年で64億ドル(約7550億円)規模に達すると見込む。こうした推計を裏付けるように、国内ではドローン市場への参入や技術開発が相次いでいる。
「ドローン効果」は周辺にも及ぶ。デジタルハリウッド大学は運航管理者育成講座を開設。利用目的ごとに最適な機種の選定などを助言するコンサルタント業務も広まりつつある。
(読売新聞 札幌版、名古屋版、高岡版、大阪版、福岡版にて同記事掲載)