店頭でデジタル活用進む
繊研新聞(東京)(新聞)
伊勢丹新宿本店メンズ館 ストーリーを五感に訴える
伊勢丹新宿本店メンズ館が店頭でデジタルの活用を進めている。2月上旬に開いた、イタリアのメンズ見本市、ピッティ・ウオモに関する全館イベントでは、デジタルハリウッド大学院と協業。縦型98インチのデジタルサイネージで動画を流した。
ピッティ・ウオモ1月展の会場や来場したファッショニスタたちの様子、デザイナーのインタビュー、工場での物作りの現場などを撮影した。4Kやヴァーチャルリアリティ、バイノーラルサウンドといった先端のデジタル手法を駆使。「ニットの編み目に絡まったほこりまで鮮明に映る技術で、商品の裏にあるストーリーを五感に訴える」効果を狙った。