意識的に交流する機運 ファッションテックで関連イベント
繊研新聞(東京)(新聞)
ファッションとテクノロジーを掛け合わせた造語「ファッションテック」を掲げたイベントが盛り上がっている。
今月4~6日に東京・デジタルハリウッド大学で開かれた「ファッションテックサミット#001」には延べ200人が参加し、ライブで動画配信された。プログラムは3日通して行なったパネルディスカッション、ビジネスピッチと、土日の2日間でファッションデザイナーとエンジニアが協業するハッカソンとその発表・表彰。
各種催しには、三越伊勢丹ホールディングスの北川竜也特命担当部長やベイクルーズの村田昭彦取締役ICT統括、デザイナーの天津憂さん、中里周子さん、『ヌメロ・トーキョー』の軍地彩弓エディトリアルディレクターらが登壇。一方、新興企業のセンシー、バーチャサイズ、フィッティ、ラ・ファブリックなどが自らを発信した。一般参加者の中にファーストリテイリングの法華津誠CTO、夢展望の岡隆宏社長らの姿も。
発起人であるスタイラーの小関翼社長は基調講演で「ファッション企業とIT企業はそれぞれ分断され、交流や会話が生まれにくい。イノベーションにはロス。両者が集うファッションテックハブの形成を」と趣旨を語った。