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「シン・ゴジラ」が着ぐるみではなく、フルCGだからできたことって?
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大ヒットしている庵野秀明総監督・脚本の『シン・ゴジラ』。東宝のゴジラシリーズとしては12年ぶりの作品となり、国内初のフルCGでゴジラが制作されました。ゴジラのCGには、人が演じた動きを反映するモーションキャプチャー技術が使われ、着ぐるみでは再現できない細部の表現が可能になりました。
■フルCGゴジラに使われたモーションキャプチャー技術とは
萬斎氏が着ているスーツに点のようなものがあります。この点について、デジタルハリウッド大学で3DCGの授業を受け持つ小倉以索准教授に解説をお願いしたところ、「スーツにある銀色の点がセンサーになっています。スタジオ内にある数台のカメラから発射された赤外線が点で反射し、カメラが認識。そうすることで点の位置情報をデータ化することができます」とのこと。

ではどのように萬斎氏が演じた歩行データを、CGゴジラに反映したのでしょうか。小倉准教授いわく、「キャラクターデザイン担当の竹谷隆之さんが作ったひな形をスキャンして3Dデータを作成し、そのCGに萬斎さんの動きのデータをはめこむんです」
ちなみに「ゴジラの下あごやの開閉は特殊な動きをしているため、CGで作っている」そうです。なるほど……、着ぐるみではできない表現でもありますね。
他にも着ぐるみではできなかった表現を聞いたところ、「着ぐるみの場合、ミニチュアを作らないといけません。そうするとリアリティがなくなります。たとえば爆発シーン。15センチの爆発と15メートルの爆発って、煙のスピードが違うんです。本物の爆発を再現するなら、煙がゆっくり動くはずです。そういう演出もミニチュアでは難しかったと思います」(小倉准教授)
(livedoorNEWS、VenusTap、グノシー、msnニュース、mixiニュース、日刊アメーバニュース、BIGLOBEニュース、Yomerumoニュース、GREEニュース、ネタりか、コネタにて同記事掲載)