ウェアラブルEXPOで気になったモノ【後編】 – "着る"デバイスの時代が来る?
マイナビニュース(Webサイト)
ウェアラブル関連の最新製品や技術・ソリューションを展示するイベント「第3回ウェアラブルEXPO」が18日に開幕した。レポート後編では、スマートグラスや「着る」タイプのウェアラブルデバイスについて、最新動向をお伝えしよう。
接着材料のスペシャリストであるセメダインも、着るタイプのウェアラブルデバイスと相性のよい電導性を持つ接着剤の開発を進めている。昨年のウェアラブルEXPOでも脚光を浴びた「SX-ECA48/ECA」シリーズは、弾性接着剤「スーパーX」の高い耐久性を持ちながら、布やプラスチックなど様々なベースに付着して電気導電性を持たせた接着剤だ。
今回のウェアラブルEXPOでは、デジタルハリウッドとファッションテックデザイナーのOLGAさんがコラボレートし発案した「着るセメダイン」のプロトタイプが脚光を浴びていた。
その一つである「ヒーター・パーカー」は、電導性セメダインの回路パターンを普通のパーカーの裏地にアイロンプリントで乗せたパーカーだ。一般的なスマホ用のUSBポータブルバッテリーを使って電気を流すと、セメダインの回路がじんわりと温かくなって身体を温めてくれる。OLGAさんによれば、だいたい26度から30度ぐらいの温度に暖めることができるという。
樹脂の箱にセメダインの電極をプリントしたものは、同じくOLGAさんがデザインした「夢のランチボックス」のプロトタイプ。こちらも通電させると回路部分が熱を持って、食事や飲み物を温めることができるというユニークなアイデアだ。ブースに出展されたプロトタイプも、いつか現実のものになる日が来ることを楽しみにしたい。
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