「今は異端、次世代は主流」となる変革者の条件 加藤浩晃
Forbes JAPAN(雑誌)
――イノベーターたちは、今後どのように医療を進化させていくと思いますか。
みんなが「こうなったらいいな」と、いまは夢のように思い描いていることが、どんどん実現されていくでしょう。
例えば「病院の待合室はいつも混んでいて、何時間も待たされるから、病院の受診は大変」という課題。将来、遠隔診療が当たり前の時代になれば、「昔は病院で何時間も待たされたんだって」と笑い話になるほど、患者の常識が鮮やかに変わっていくはずです。
そんなイノベーションを進めるために私は、デジタルハリウッド大学がある御茶ノ水界隈を、医療のシリコンバレーにする「お茶コンバレー構想」など、「未来の医療を創る人をつくる」活動をしています。医療者とクリエイター、テクノロジー、大企業らとの交流の場をつくり、オープンイノベーションを活性化させることで、医療の未来に貢献したいと考えています。