コワーキングスペース空白地・池袋にWebデザイナーの母娘が挑み新設
東京IT新聞(Webサイト)
2~3年前から東京都内では無数のコワーキングスペース(フリーランスや会社員が社外で働き交流する場所)が開設されており、特にITベンチャー企業の多い渋谷一帯に多くがひしめく。そんな“激戦区”を避け、あえて池袋でコワーキングスペースを新たに開設したWebデザイナーの母と娘がいる。起業を志すのは男性が中心という現状に対し、「女性が気軽に出入りできる空間を創り出し、起業の第一歩として使ってもらえるようにしたい」と意気込む。
先月(10月)17日にオープンしたばかりのFORESTを運営するのは、Webデザイナーである山内信子さんと娘の三紀子さん親子。
母親である信子さんは20年近く勤めた大手食品メーカーを退職後、フリーのWebデザイナーとして独立。
娘の三紀子さんも母と同じようにフリーのWebデザイナーとして活躍する一方、クリエーター養成学校であるデジタルハリウッドでWebデザイナー講座を担当する人気講師としても知られる。
「多くの人との出会いの場を作るため、Webをテーマとしたセミナーを開くことも多いのですが、なかなか良い場所が見つからず、これまで都内の貸し会議室を転々としていた」という二人。起業家の母とフリーWebデザイナーである娘が出した結論は、セミナーや人が集まれる空間を自分たちで作ってしまうことだった。