[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.48 青木洋一郎氏に聞く、映画「GODZILLA ゴジラ」における2D-3D変換と、ハリウッドにおける最新動向
PRONEWS(Webサイト)
ハリウッドで根強い人気が続く3D映画。特にIMAXシアターでの大スクリーンによる、大作映画の3D上映では、チケットがSOLD OUTになる事も少なくない。そんなハリウッドの3Dブームはまだまだ続きそうだが、近年は立体撮影ではなく、普通にカメラ1台で撮影して、ポストプロダクションによって立体効果を生み出す「2D-3D変換」によるハリウッド映画が、「GODZILLA ゴジラ」「パシフィック・リム」「アベンジャーズ」等の大作に活用されている事をご存知だろうか?
昨年から今年に掛けて公開された大ヒット映画の数々が、実は「後処理」によって立体化されているという、聞いて驚く意外な事実。北米には既に2D-3D変換専門のポストプロダクションが複数存在しているが、その中でも日本で開発された技術をベースにプロダクション業務を展開するStereoDは、業界をリードする存在となっている。
今回は、今月公開の話題の映画「GODZILLA ゴジラ」で2D-3D変換を手掛け、現在ハリウッドにおける2D-3D変換技術分野の第一人者であるステレオDの青木洋一郎氏に独占取材、ハリウッドでの2D-3D変換の最新動向を伺ってみた。
青木洋一郎氏
Deluxe 3D,LLC dba StereoD / Stereo Supervisor
1978年生、宮城県出身。2000年に米Willamette大学を卒業後、デジタルハリウッド東京本校にてVFXコースを受講。卒業後、株式会社トマソン、株式会社オムニバスジャパン等を経て、株式会社アイスキューブに移籍し立体映像 / 2D-3D変換の世界に飛び込む。2010年にStereoD LLCの設立に参加し、現職。
(livedoorNEWSにて同記事掲載)