現在のEdTech市場の状況を例えるならば、1995年当時のホームページ元年の様相であると言えば分かりやすいだろうか。
CNET Japan(Webサイト)
1社1社に提案し、しっかりとその効果を説明していく。「それって効果あるの?」「他社もやっているの?」「それで売上はどれだけ上がるの?」。そんな声が聞こえる。そうした疑問に的確に答えられたときにだけ、企業は導入を決意する。マーケットのポテンシャルは非常に大きいと思うのだが、まだブレイクスルーはできていない。
しかし、たとえば楽天のようなEdTech先進企業(社員教育や情報共有に危機感を抱いている企業)はどんどんと先に進んでいる。その結果、社員教育面における企業間の新たなデジタルデバイドが生まれてしまっている。私たちはその格差を少しでも早く埋めるお手伝いをしたいと考えている。
デジタルハリウッド大学大学院の佐藤昌宏教授の話を聞くと、米国では職種がハイ、ミドル、ローという3段階のスキルセットに分けられるとされている。ハイとはたとえば医者やプログラマーといった、いわば特殊技能が必要となる層だ。ローは、簡単に言えば単純作業。たとえばビル管理や食品調理、その企業なりのオペレーションの習得などが入るだろう。