講演一覧

基調講演:日本新生の時代 - 未来を切り拓く人材とは[13:00~14:15/定員 150名]

世界の経済、社会がめまぐるしく変化する一方、先の大きな震災に見舞われた私たちは、既存のパラダイムを乗り越え、新しい未来をつくろうとしている。デジタル化、ネットワーク化、グローバル化がこれからますます加速していく時代において、未来をつくり、新しい答えと価値の創発を実現するのはどのような人材なのか? こうした人材を育成し、日本新生に貢献するため、教育機関、地域・自治体、そして企業は何を為すべきなのか? 内閣官房参与として政府への提言を行い、社会起業や世界経済を洞察する田坂広志氏を迎え、未来に向けた私たちのあり方を深く問う。

13:00~14:15
田坂 広志 氏 多摩大学大学院教授/シンクタンク・ソフィアバンク代表/社会起業家フォーラム代表

1951年生まれ。1981年、東京大学大学院修了。工学博士。1987年、米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員を経て、1990年日本総合研究所の設立に参画。現在、多摩大学大学院教授、シンクタンク・ソフィアバンク代表、社会起業家フォーラム代表、世界賢人会議ブダペストクラブ日本代表、世界経済フォーラム(ダボス会議)GACメンバー。3月29日~9月2日、内閣官房参与として原発事故対策、原子力行政改革、原子力政策転換に取り組む。

13:00~14:15
杉山 知之 デジタルハリウッド大学 学長

87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学の学長を務めている。

分科会一覧

分科会 A1:これからの私学・私塾のための戦略とは?~コンテンツ人材を育成するカリキュラム再設計論~

学校経営において、既設学科のあり方や新学科設置の必要性など、学科のライフサイクルに関する検討は非常に重要な問題である。加えて、少子高齢化や学びの場の多様化という向かい風を受け、限られた経営資源の分配や経営戦略の立案が学校経営の恒久的な課題となっている。今回は「若者をハッピーに」を教育理念とする船橋情報ビジネス専門学校の鳥居高之校長が考える、これからの私学・私塾のための戦略を「カリキュラムの再設計」という視点でお話しいただく。

鳥居 高之 氏|学校法人 三橋学園 船橋情報ビジネス専門学校 校長
モデレーター:弊社 スクール事業部 副部長 齊藤知也

分科会 A2:YouTube から始まるメディア活用教育~YouTube の教育コンテンツとデジタルハリウッドとの取り組みについて~

1日30億回以上の動画再生回数を誇る世界最大のオンライン動画コミュニティ YouTube では、世界中の誰もが有力な教育コンテンツを観られることを可能とするべく、教育コンテンツの発展に注力を注いでいる。この講演では、デジタルハリウッドの協力もと実施したクリエイター育成合宿「YouTube NextUp クリエイターキャンプ」のご紹介と、国内外でYouTubeを活用している教育機関の事例等をご説明し、今後のメディア活用教育について提言を行う。

井原 麻美 氏|YouTube コンテンツ オペレーションズ アジア太平洋 パートナープログラムスペシャリスト
武内 啓恵 氏|YouTube コンテンツ オペレーションズ オンラインパートナー新規開拓マネージャー
小倉 以索|デジタルハリウッド大学 准教授

分科会 A3:授業を活性化するための有機的教育環境の構築とは?~デジタルハリウッド大学(DHU)の取り組みと成果~

学生が能動的主体者となり、クラスメートと活発に意見を交わし、プロジェクトを通して相互成長を繰り返す。こうした理想的な教育環境の構築に、DHUは開校以来尽力してきた。学生の能動性を引き出すため、「教師に指導法」「学生に学び方」を教え、ディスカッション主体の授業を標準化。さらに教室内外でプロジェクト主体の実践活動を提供。社会との接点をもたせる企業との合同企画等、設立以来6年の試行錯誤と優れた成果を紹介する。

羽根 拓也 氏|デジタルハリウッド大学 客員教授/株式会社アクティブラーニング 代表取締役社長

分科会 B1:ソーシャルメディアでまちの活性化をデザインできるか?~代替現実の埋め込みによるまちの劇場空間化~

地域コミュニケーションデザインの核は、生活動線におけるロケーションメディアを活用した情報共有である。地域住民による情報運用と持続可能なメディアコミュニケーション活動により、地域住民のモチベーション向上と来訪者への好意度醸成を行うことが可能となったいま、地域メディアとしてのソーシャルメディアの利活用の事例を通じ、地域情報の運用と地域回遊プラットフォームによるコミュニケーションデザインについて検証する。

荻野 健一|デジタルハリウッド大学大学院 教授

分科会 B2:地方都市が放つ起死回生の秘策とは?~八戸型ワークスタイル創造とソーシャルメディア戦略~

青森県八戸市では、大学、市役所、企業の連携により、地域の課題を解決し、さらに新たな価値を創り出す動きが盛んに行われている。八戸型のワークスタイルとして「半農・半C(クリエイティブ)」を提唱するリーダーの産学官連携の実践で見えてきたヴィジョン、戦略を通して、これから求められる地域活性の実践について考える。

大谷 真樹 氏|八戸大学 学長補佐/八戸大学 八戸短期大学 総合研究所 所長 教授
モデレーター:弊社 事業開発部 副部長 池谷 和浩

分科会 C1:人事の新しい課題とは?~“未来を創る人材”を生み出す企業戦略~

人は、未来に羽ばたく使命を自覚するとき、眠っている力が最大化される。未来に何かを起こすには、勇気を必要とする。努力を必要とする。信念を必要とする。その場しのぎの仕事に身をまかせていたのでは未来はつくれない。つまり、未来の扉を開くのは現在のわたしたちなのである。いま人事に求められているものは何か? 明日のために今日どうあるべきか? 明日のために、何をやめ、何を変え、何をはじめればいいのか? その3つの要素をつかみ取る。

山下 淳一郎 氏|デジタルハリウッド大学大学院 客員教授/トップマネジメント株式会社 代表取締役

分科会 C2:未来の顧客をどこで探すか?~デジタルネイティブ世代の思考と行動学~

企業と教育機関にとっての未来の顧客として、デジタルネイティブ(幼少時よりデジタルやネットに慣れている)世代の動向がいま注目されている。新世代との産学共同プロジェクト経験豊かな教員が、彼らの思考と行動傾向から未来展望を説明。デジタルネイティブとは何か、大学の教室で起きていること、企業にとっての新市場の可能性、人材活用のヒント、米国デジタルネイティブ(M世代)との比較、就職先企業への提言などを行う。

橋本 大也|デジタルハリウッド大学 教授/データセクション株式会社 取締役会長

分科会 C3:CG制作現場で必要とされる技術と芸術性を兼ね備えた人材育成方法

デジタルハリウッド専門スクール時代から16年に渡り、3DCGデザイナーの育成に取り組んで来た経験から体系化された1300ページに及ぶテキストを使用した教育法の解説と、独自のコンセプトシートを使用したポートフォリオ・デモリールの制作指導や就職活動指導を説明。さらに、使用する3DCGソフトの指導以外で効果をあげている教育方法の紹介と、現在制作指導を行っている学生作品を参考に研究テーマを活かした制作事例を発表する。

黒田 順子|デジタルハリウッド大学 准教授/デザイナー

分科会 C4:デジハリ流実践的デジタルデザインスキル習得手法とは?~「パーソナルプログラム」によるスキルアップの秘訣~

デジタルデザインスキルの習得において、下地としてしっかりと身につけておくべき基礎力とクリエイティブのクオリティーを高めていく応用力では、それぞれに最適な習得手法がある。反復可能な「ビデオ授業」と対面による「個別指導」との組合せ、及びワークフロー対応型プログラムによって効果的にスキルを習得するデジハリ式教育手法について、事例を交えながら解説する。

栗谷 幸助|デジタルハリウッド大学 講師/デジハリ・オンラインスクール 講師/Webデザイナー

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