
ウェブ上で教材や講義が無償で提供され、いつでもどこでも誰でも、新たな学びを得ることができるオープンエデュケーション。この流れは、北米、ヨーロッパのみならず、日本も含め世界的な流れになりつつあります。これは一過的なブームなのか、それとも現在の教育を根底から覆す破壊的イノベーションなのか。今後の人材育成や社会にどのような影響を及ぼし、私たちは何を成すべきなのか。本講演では、カーネギー財団やMITなどで、10年以上に渡ってグローバルなオープンエデュケーションの実践・研究に携わってこられた飯吉透氏をお招きし、オープン化する世界の教育の現状や未来を概観・予見し、人材開発のこれからについてご講演いただきます。
カーネギー財団知識メディア研究所所長、東京大学大学院情報学環客員教授、マサチューセッツ工科大学教育イノベーション・テクノロジー局シニアストラテジストなどを経て現職。朝日ネット顧問。世界経済フォーラムのグローバル・アジェンダ評議会委員、NHK日本賞審査委員等を歴任。主著にOpening Up Education(MIT Press, 2008)[共編著]『ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命』[共著](筑摩書房, 2010)など。
韓国のスマートコリア推進戦略と学校と教育のスマート化について事例を紹介。日本より先に教育情報化が完了し、スマートラーニングが日常的になった韓国の成功と失敗、そこから日本が学ぶことは何かについてご講演いただきます。
研究者、ジャーナリスト。東京大学社会情報学修士、東京大学学際情報学府博士課程。KDDI総研特別研究員。NPOアジアITビジネス研究会顧問、NPO日韓ITビジネス交流会KJIBC代表。日本経済新聞「ネット時評」、日経パソコン、日経ビジネス、リセマムなどにコラムを連載。
<連載>
日経ビジネス「日本と韓国の交差点」
日経パソコン「Korea on the Web」
リセマム「韓国の教育とIT」
先端ICTによって拓かれる教育現場において、企業や教育現場は何に備え、何を変えて行くべきなのか。基調講演者の飯吉氏、趙氏に加え、世界の大学を訪問し、鋭い視点で分析する大学研究家 山内太地氏と、日本のデジタル教科書の推進や2日間で7万人以上の親子を集める「ワークショップコレクション」の主催者である石戸奈々子氏をお迎えし、日本・世界の教育の未来について熱く語り合っていただきます。
87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学の学長を務めている。