Press Release

『映画 太陽の子』公開記念トークイベント 黒崎博(監督・脚本)、森コウプロデューサー、落合賢監督が語る『映画 太陽の子』、そしてワールドワイドな映画製作について

2021年7月31日(土)18:00-19:30 『映画 太陽の子』のキャッチコピーコンテストも開催

日本初の株式会社による専門職大学院、デジタルハリウッド大学大学院(本校:東京都千代田区 学長 杉山知之 以下本大学院)では、[SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]4要素の融合をコンセプトとして、デジタルコミュニケーションを駆使し、社会に新しい産業や文化を生み出すリーダーを輩出しています。
今春より、ロサンゼルスを拠点に日本やベトナムなど世界各国でプロジェクトを展開する映画監督、そしてフォトシンスエンターテイメント代表取締役の落合賢氏がデジタルハリウッド大学大学院の専任准教授に就任し、本大学院にて研究実践科目「シネマティック・ランゲージラボ」ならびに修了課題の指導を担当しています。
このたび、落合賢准教授も参加し、2021年8月6日(金)公開の『映画 太陽の子』の特別トークイベントを2021年7月31日(土)に本大学院にて開催いたします。登壇者は監督・脚本の黒崎博氏、LAを拠点に映画製作を手掛ける本作プロデューサーの森コウ氏、そして落合賢准教授の3名となります。
また、本イベント開催を記念して7月31日(土)から8月10日(火)の期間中に、デジタルハリウッド在卒生限定で『映画 太陽の子』のキャッチコピーコンテストも開催いたします。優秀賞には本作品の映画ペアチケットと、受賞コピーを入れた特別ポスター贈呈の特典がございます。

開催概要

かつて存在した“日本の原爆研究”。本作は、その事実を基に3人の若者たちの揺れる想いと決意を描いた青春グラフィティの物語です。黒崎氏が広島で偶然目にした若き研究者の日記から着想を得て、10年以上の歳月をかけて映画化した本作を、映像を交えながら登壇者各人のお気に入りシーンと共に、製作者目線で映画の裏側を語り尽くします。
また日米共同製作となる本作は、声の出演に「ジョン・ウィック:チャプター2」のピーター・ストーメア、そして音楽やカラー調整などにはハリウッドスタッフも参画しています。日米の映画製作の特徴や、ハリウッドならではの制作の模様も、監督・プロデューサーの視点からお話いただきます。
本トークイベントはデジタルハリウッド在卒生を中心に、一般の方々(オンラインのみ)も無料でご招待いたします。

■日時:2021年7月31日(土)18:00~19:30
■会場:オフライン:デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス3F 駿河台ホール
オンライン:Zoom
■登壇者:
黒崎博/『映画 太陽の子』監督・脚本
森コウ/『映画 太陽の子』プロデューサー、Eleven Arts CEO
落合賢/デジタルハリウッド大学大学院専任准教授
■対象:
デジタルハリウッド大学、大学院、スクールの在卒生
デジタルハリウッド関係者以外の一般の方(オンラインのみ)
■定員:
デジタルハリウッド在卒生:オフライン(会場参加)40名、オンライン90名 ※先着順
一般:オンライン70名 ※定員以上のご応募があった場合は抽選とさせていただきます。
■プログラム
17:30~ オフライン会場開場
17:45~ オンライン会場開場
18:00~ デジタルハリウッド大学大学院、シネマティック・ランゲージラボの紹介
18:05~ 映画本編クリップ、メイキング映像上映(2~4本)、トークセッション
19:00~ 質疑応答
19:30  終了予定
■参加費:無料(要事前予約)
■お申し込みURL:https://forms.gle/DioGAn5gi3s5Sej56
■注意事項
※本講座は本学の学生以外に、一般の方ならびにマスコミ関係者も参加される予定です。
※お申し込みをされた方は必ず参加をお願いいたします。
※講師および講演内容は、都合により変更することがございます。
※オフライン会場に参加をされる在卒生は、コロナウィルス感染症対策にご協力いただくことを参加の条件とさせていただきます(マスク着用、手指のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスの徹底、ノーマスクでの飲食・歓談のNG等)

『映画 太陽の子』キャッチコピーコンテスト概要

■開催期間:2021年7月31日(土)~8月10日(火)
■対象:デジタルハリウッド在卒生
■応募方法:トークイベント後に告知
■発表:8月20日(金)に映画公式サイトにて発表予定
■優秀賞特典『映画 太陽の子』ペアチケット
優秀賞受賞コピーが入った特別B1ポスター1枚

登壇ゲストプロフィール

黒崎 博(くろさき ひろし)氏

1969年生まれ、岡山県出身。92年にNHKに入局。2010年、ドラマ「火の魚」の演出により平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞放送部門、第36回放送文化基金賞演出賞、および東京ドラマアウォード2010演出賞を受賞。主な映画作品は『冬の日』(11)、『セカンドバージン』。『神の火』(Prometheus’ Fire)でサンダンス・インスティテュート/NHK賞2015にてスペシャル・メンション賞(特別賞)を受賞。「太陽の子」(GIFT OF FIRE)と改題し、2020年にパイロット版とも言うべきテレビドラマが放映される。主な作品にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、「帽子」(08)、「火の魚」(09)、「チェイス~国税査察官~」(10)、「メイドインジャパン」(13)、「警察庁長官狙撃事件」(18)、現在放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」(21)などがある。

森 コウ(もり こう)氏

東京出身、ロサンゼルス在住の映画プロデューサー。アメリカ国内外での映画製作および日本のアニメ作品の北米配給を手がけるロサンゼルスのELEVEN ARTS STUDIOSのCEO。プロデューサーとして、リドリー・スコットのスコットフリー、20th Century Foxと組んだ、2018年度のサンダンス映画祭正式出品作品『ロード・オブ・カオス』(監督:ジョナス・アカーランド、出演:ロリー・カルキン/公開中)、2017年度トロント国際映画祭ミッドナイト部門の上映作として選出された『ダウンレンジ』(監督:北村龍平/18年公開)、カナダのファンタジア国際映画祭にて最優秀作品賞・最優秀主演男優賞同時受賞の『太秦ライムライト』(監督:落合賢 福本清三主演/14年公開)のほか、『マンフロムリノ』(14)で米国インデペンデント映画最高峰のアワードでアカデミー賞に並び権威のある2015年度インディペンデント・スピリット賞にプロデューサーとして日本人初ノミネート。スピルバーグやJJエイブラムスもメンバーであるProducers Guild of Americaに所属している。監督・園子温、主演・ニコラス・ケイジで製作された最新作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(21)は2021年度サンダンス映画祭のプレミア部門の上映作に選ばれ、今年最も注目すべき作品のひとつとして取り上げられる。

落合 賢(おちあい けん)

東京の高校を卒業後、渡米。南カリフォルニア大学(USC)の映画制作学科を卒業、2008年にアメリカ映画協会付属大学院(AFI)の監督学科で修士号を取得。卒業制作の『ハーフケニス』が、全米監督協会(DGA)から日本人として初めて審査員特別賞を受賞した。ウエンツ瑛士主演の「タイガーマスク」で長編映画監督デビュー。2014年には日本と北米で公開された福本清三主演の映画「太秦ライムライト」が、ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、主演男優賞をW受賞。また、長編第4作目「サイゴンボディガード」が2016年に公開されると、ベトナムでは「スターウォーズ ローグワン」を超えて大ヒットを記録する。小説「パパとムスメの7日間」のベトナム版リメイクを監督。2018年、12月28日にベトナム全土で公開され、100万人を動員、ベトナムアカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされた。「サイゴンボディガード」が、ユニバーサルピクチャーズによってリメイクされることが決定。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラットが主演し、落合は「アベンジャーズ」を監督したアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟と共にエクゼクティブプロデューサーとして参加することが発表された。劇場公開長編映画のみならず、ショートフィルムやCM、MVなど幅広いジャンルの映像を監督し、ロサンゼルスを拠点に日本、アメリカ、ベトナムなど世界各地で活動している。2021年度よりデジタルハリウッド大学大学院にて准教授に就任し、「シネマティック・ランゲージラボ」でハリウッド式映像制作術を教える。

『映画 太陽の子』作品概要

柳楽優弥×有村架純×三浦春馬×監督:黒崎博「ひよっこ」「青天を衝け」
かつて存在した“日本の原爆開発”――。
その事実を基に、3人の若者の決意と揺れる想いを描いた300日の青春グラフィティ。
静かな涙が、あふれる夏になる−−

太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。その事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像物語。監督・脚本は「青天を衝け」など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞®5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。今夏最注目の日米ビッグプロジェクトが遂に公開。

8月6日(金)全国公開

出演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、ピーター・ストーメア、山本晋也、イッセー尾形ほか
監督・脚本:黒崎博「ひよっこ」「青天を衝け」 音楽:ニコ・ミューリー『愛を読むひと』
主題歌:福山雅治「彼方で」  
配給:イオンエンターテイメント 製作:「太陽の子」フィルムパートナーズ Presented by ELEVEN ARTS STUDIOS / NHK公式HPアドレス: https://taiyounoko-movie.jp/
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

デジタルハリウッド大学大学院研究実践科目「シネマティック・ランゲージラボ」とは

「シネマティック(映画芸術的)・ランゲージ(言語)」とは、映像作品を言語学的に紐解いた独自の理論です。コミュニケーションツールの一つとして、映像作品を媒体に創り手のメッセージを不特定多数の視聴者に向け、効率的かつ感情的に伝達するアプローチです。
本ラボでは、ハリウッドの名だたる映画監督やプロデューサーを輩出したUSC、NYU、AFIにて培ったハリウッド式映像制作術の基礎と応用を、既存の映画やドラマの映像事例などを用いてレクチャーします。
また、実践的な映像制作課題を通して、シネマティックな映像を制作する事で、ハリウッド式映像制作術の本質的な概念と実用的な技術を身につけた、国際的な映像監督やクリエイティブプロデューサーを育成します。