Press Release

杉山学長の健康状態について

IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO吉村毅)が運営する「デジタルハリウッド大学」ならびにクリエイター養成スクール「デジタルハリウッド」の創設者であり学長を務める杉山知之(67歳)は、本年9月、東京女子医科大学病院における検査入院の結果、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断を受けました。
学長職ならびにデジタルハリウッド株式会社での職責執行につきましては、車椅子での移動とはなりましたが、これまで通り継続していることをお知らせします。

杉山知之デジタルハリウッド大学学長

デジタルハリウッド株式会社従業員一同は、今後も杉山知之学長とともに”Re-Designing The Future”の精神のもと、当社の社会的使命を果たすよう務めてまいります。

杉山学長のメッセージ:
これからの世の中は、様々な特徴を持つ人々がお互いを尊重し認め合うというダイバーシティへの理解をさらに深化させ、多様な人々がひとりひとりの異なる能力をそれぞれに発揮し、コミュニティに参画をし、より良い社会を共創する、インクルーシブな世界に進まなければと考えていたところ、私自身が難病となり、現在、障碍を持つ者として社会に参画していくことを学び始めております。
私の病気は、患者が千人いれば千通りの異なる進行となる病気と言われておりますが、その進行に合わせて最新のデジタルコミュニケーションを使って仕事を続けていきたいと思っています。幸い私の周りには、デジタルテクノロジーの専門家が多くいらっしゃいます。皆様の協力や応援を得て、新たな挑戦を進めてまいります。

プロフィール:
杉山 知之 デジタルハリウッド大学 学長/工学博士
1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年 日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の初代学院長に就任。XRコンソーシアムアドバイザー、一般社団法人エンターテインメントXR協会監事、超教育協会評議員を務め、また福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。

著書は「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)、「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)ほか。