Press Release

デジタルハリウッド大学大学院[DHGS] AKI INOMATA 『昨日の空を思い出す』

アーティストインレジデンス最終報告会
2023年2月27日(月)19:00よりオンライン開催

文部科学省認可の株式会社立の大学として、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶデジタルコミュニケーション学部(4年制大学)と、理論と実務を架橋し新たなビジネスを生み出すデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置しているデジタルハリウッド大学(所在地 東京・御茶ノ水、学長 杉山知之)は、2021年10月より「アーティストインレジデンス」の企画を始めました。このたび、その最終報告会を2月27日にオンライン開催します。
「アーティストインレジデンス」の招聘アーティストであるAKI INOMATA特任准教授が、これまでの本学での活動の経緯と、最終成果である作品『昨日の空を思い出す』について発表します。聞き手は、2022年4月から本学大学院研究科長に就任した木原民雄教授です。

AKI INOMATA《Thinking of the Yesterday’s Sky》at Nagi town, Okayama
2022-
water, milk, 3d printer, etc.
協力:デジタルハリウッド大学大学院、nomena(杉原 寛・金子 太一・武井 祥平)

『昨日の空を思い出す』は、グラスの水のなかに、昨日の空模様をそのまま現わすようにつくりだした作品です。そのグラスの様子は日々記録されますが、実際に中の水を飲むこともできます。デジタルハリウッド大学大学院を作品制作の拠点の中心として、液体の中に液体をプリントする3Dプリントの技術を1年半かけて開発してきました。

AKI INOMATA特任准教授のステートメント:
「コロナ禍に入り、13件の展覧会がキャンセルとなった。人と対面せずに自室で過ごし、空を見上げる日が増えた。そんなコロナ禍に入ってから強く感じたのは、「昨日と同じ今日は来ない」ということだ。逆に言えば、それより前までは昨日の延長線のような今日がきて、きっと同じような明日が続いている、そんな気がしていたことが、今となっては不思議だ。」

作品紹介Webサイトhttps://www.aki-inomata.com/works/sky/

■開催概要
日時:2023年2月27日(月) 19:00~19:30
会場:オンライン(YouTube Live)
費用:無料
主催:デジタルハリウッド大学大学院
参加方法:当日下記URLよりアクセスしてください。事前申込は不要です。
https://gs.dhw.ac.jp/news/aki-inomata-air/

登壇者:
AKI INOMATA(アーティスト/デジタルハリウッド大学大学院 特任准教授)

2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。東京都在住。2017年アジアン・カルチュアル・カウンシルのグランティとして渡米。ナント美術館(ナント)、十和田市現代美術館(青森)、北九州市立美術館(福岡)での個展のほか、2018年「タイビエンナーレ」(クラビ)、2019年「第22回ミラノ・トリエンナーレ」トリエンナーレデザイン美術館(ミラノ)、2021年「Broken Nature」MoMA(ニューヨーク)、2022年「あいち2022」(愛知)「六本木クロッシング」(東京)など国内外で展示。2020年「AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」(美術出版社)を刊行。

木原 民雄(デジタルハリウッド大学大学院 教授 研究科長)

メディアアーティスト、メディアデザイン研究者。青山学院大学大学院経営工学専攻博士前期課程修了後、NTT入社。さまざまな研究開発に従事し、サービス企画や研究戦略にも携わる。その間、東京大学先端科学技術研究センター協力研究員などを併任。博士(情報理工学)(東京大学大学院)。2019年度よりデジタルハリウッド大学及び大学院教授。2022年度より大学院研究科長。1996年頃よりメディアアートの制作を開始。NTT/ICC、メディア芸術祭愛知展などで作品展示。展覧会の企画、監修、展示協力などに関わり続ける。情報処理学会マルチメディア通信と分散処理研究会幹事、論文誌特集号編集委員長などを歴任。1997年Prix Ars ElectronicaのInteractive Art部門でHonorary Mention、情報処理学会山下記念研究賞、2017年DPSワークショップ最優秀論文賞など受賞多数。