Press Release

ichibarハッカソン 最優秀賞はFANCY(ファンシー)による社会課題を解決する「贈与でお金の循環を加速」に決定!

G’s ACADEMY×GMOあおぞらネット銀行 主催 組込型金融特化ハッカソン
賞金総額は100万円

IT関連およびデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を展開するデジタルハリウッド株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:吉村毅、学長:杉山知之)が運営する、起業家・エンジニア養成スクール『G’s ACADEMY』(以下ジーズアカデミー)と、GMOあおぞらネット銀行株式会社(東京都渋谷区、代表取締役会長:金子岳人、代表取締役社長:山根武、以下GMOあおぞらネット銀行)は、組込型金融の可能性を広げ、新たなデジタルビジネスイノベーションを生み出すことを目的としたハッカソンを5月22日~29日に開催いたしました。

参加した12チームによりテーマにそった非常にユニークな組込型金融に特化した作品がプレゼンテーションされました。その中から、組込型金融で世界を変えられる可能性をもった3作品を審査員により選定し、最優秀賞、優秀賞、特別賞を決定しました。

■受賞作品

最優秀賞:贈与でお金の循環を加速

チーム名:FANCY(ファンシー)
概要:サービス内に生前贈与の電子契約を有し、贈与金額を送金する仕組み
審査員コメント:これまでありそうでなかった新サービスであり、「銀行機能」でないと実現が難しい「贈与」にかかわる社会のペイン(課題・不満)の解消につながるプロダクトです。電子契約サービスを展開する事業者との提携につながる可能性の高さや、贈与にとどまらず、ほかのサービスへ機能を応用できる実現性の高いビジネスモデルとして期待できることから選定につながりました。
受賞者コメント:当初からハッカソンのテーマにしていたのが「次世代の若い人にお金を回すこと」、「高齢者の方に、いつまでも社会と繋がっていてもらうこと」でした。そんな中、偶然、知人が相続問題の話をしており、今回のハッカソンで「生前贈与×組込型金融」を提案することに繋がりました。元々チーム二人共に、金融への関心が高かったので、意欲的に取り組むことができました。お金で出来ることはたくさんあるので、今回開発したプロダクトが一つの社会課題を解決するきっかけになればよいと思います。

優秀賞「エシカルな事業者同士がつながるソーシャルネットワークPororo」

チーム名:Pororo(ポロロ)
概要:他己紹介と金融機関による本人確認で、エシカルな事業者同士がつながる信頼性の高い個人間ネットワークを構築できるSNSを介した、決済・送金システム
審査員コメント:SDGsという世界全体の目指すべきゴールに向けて、組込型金融の可能性を示したサービスです。特に、銀行のKYCと他己評価を活用してサービス事業者の信用度を図るという着眼点が斬新でした。SDGsの「誰一人として取り残さない」という理念を小規模事業者であっても実現できる可能性を秘めたサービスで、独自性も素晴らしく選定いたしました。
受賞者コメント:「銀行」は、敷居が高いイメージがあったのですが、銀行APIで遊べるsunabarの取り組みが面白く、今回のハッカソンでも開発者が開発しやすい環境を提供していただきやりやすかったです。銀行と連携して何かやりたいと思っていたので、この賞をいただけ、自分の提案を認めてもらえたことが嬉しかったです。事業化に向けて次のハードルがあると思いますが、地元のエシカルな中小企業同士をつなぐきっかけを作っていけるよう、挑戦していきたいと思っています。

特別賞「Virtual Wallet」

チーム名:シン・チルドレン
概要:バーチャル空間で、日本円での支払い・チャージ機能を可能にするAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)とVR(バーチャル・リアリティ)のUI(ユーザー・インターフェイス)アセット提案
審査員コメント:メタバースのプラットフォーマーに対し金融機能を提供が可能となる、まさに組込型のパーツといえるサービスです。今後、銀行機能だけでなく、クレジットカードやPay事業者との連携をメタバース事業者の決済手段を拡充する可能性を秘めています。
受賞者コメント:今回のハッカソンは、普段触れない「組込型金融」がテーマで難しい印象でしたがチャレンジしました。バーチャル空間で2Dと3Dを行き来する決済にペイン(不便)が多い点に着目し、日本円での支払いやチャージ機能を可能にするAPIとVRのUIアセットを提案しました。普段から興味のあったXR(クロスリアリティ)の技術を掛け合わせてプロダクトを作ることを決め走り出しましたが、1週間という期間では時間的に短く、前日まで上手く進んでいませんでしたが、最後までやり遂げ、今回特別賞を受賞できたことを嬉しく思います。

■ハッカソン開催概要
ハッカソン名: ichibar Hackathon(イチバー ハッカソン)
概要記載URL: https://gmo-aozora.com/news/2022/20220414-01.html
開催日:2022年5月22日 (日)15時~ 29日(日)15時の168時間
参加チーム数: 12チーム
ハッカソンテーマ:
1)to C(消費者向け) の非金融サービス(フロント・ミドル)に関する組込型金融の作品
2)to B(事業者向け)の DX (ミドル・バック)に関する組込型金融の作品
3)ソフトウェアコンポーネント(ソースコードやクラス、AMI (Amazon Machine Image)、SaaS (Software as a Service)等形式は問わない)、各種API 、ツール(ユーザーが画面操作等可能なもの、SaaS 提供含む)、ガイド等、組込型金融のパーツ作品
審査ポイント:
(1)銀行機能をみんなの手に渡せるプロダクトか
(2)独創性と汎用性のバランスがとれたプロダクトか
(3)技術的な実現性の高さ
審査員 :
【ゲスト審査員】(五十音順)…2名
・Zoom ISVビジネスディベロップメントマネージャー 佐野 健 氏
・Yazawa Ventures Founder and CEO 矢澤 麻里子 氏
【主催者審査員】…5名

■GMOあおぞらネット銀行株式会社
「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融・決済サービスをスピード感をもってご提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール&スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増していることを受け、中長期の戦略として3つの大きな柱「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、“お客さまのビジネスの成長=当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進しております。