Press Release

アカデミー賞推薦枠となったショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022『アニメーション部門』の審査員3名が決定

審査員はディレクター・脚本家の筧昌也さん、女優の真瀬樹里さん、杉山知之の3名
世界62の国と地域から集まった513作品の中から優秀賞を決定

IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社(本校/本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:吉村毅、学長:杉山知之)では、2011年より、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」と共に、CGアニメーション部門を展開してきました。今年、新たにアカデミー賞アニメーション部門への推薦枠を獲得した同映画祭では、これまでのCGアニメーション部門を「アニメーション部門」へと拡充し、CGのみならず、ストップモーション、手書ききなどあらゆるジャンルのアニメーション作品の「今」をショウケースしてまいります。

6月20日(月)に行われるアワードセレモニーで発表となる優秀賞を決定する本部門の審査員として、筧昌也さん(ディレクター・脚本家)、真瀬樹里さん(女優)、杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長・工学博士)の3名が決定しました。アニメーション部門の優秀賞はアワードセレモニーにて発表され、賞金60万円が授与されます。

今年の映画祭では、世界62の国と地域から513作品の応募を数え、その中から23作品を選抜、特別上映2作品と併せて、25作品を上映・配信いたします。
東京会場での上映に先駆け、6月4日(土)より配信がスタートするアニメーションプログラムでは、ダーレン・アロノフスキー(「ブラック・スワン」)プロデュース作品『ヴァンダル』および、デジタルハリウッド主催、デジタルフロンティアグランプリ2022 「ベストニメーション賞」受賞の『FRANK THE PIG』(監督:今福洋志)が特別上映作品としてご覧いただけます。

ダーレン・アロノフスキープロデュース作品『ヴァンダル』 (監督:Eddie Alcazar)
デジタルフロンティアグランプリ2022 「ベストアニメーション賞」受賞『FRANK THE PIG』 (監督:今福洋志)

アニメーション部門 審査員

筧昌也 氏(ディレクター・脚本家)

日大芸術学部映画学科映像コース卒業。『美女缶』が数多くの映画祭で受賞。2004年に劇場公開され、監督デビュー。翌年『世にも奇妙な物語』で妻夫木聡を主演に迎えセルフリメイク。03年から10年に渡り制作されたシリーズ『ロス:タイム:ライフ』(原案も)は短編、フジテレビによる連続ドラマ、配信ドラマ版、舞台まで多くのメディアで作品化。 2016年には韓国でもリメイクされる。劇場公開作に映画『Sweet Rain 死神の精度』『トラさん~僕が猫になったワケ~』(北山宏光、多部未華子)がある。その他、CX「素敵な選TAXI」シリーズ(バカリズム脚本、竹野内豊主演)、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(2019年~)ではサブライターとして脚本で参画。一部エピソードでは監督も兼務した。

真瀬樹里(女優)氏(女優)

千葉真一を父に、野際陽子を母に持つ真瀬樹里は、1994年に映画デビューし、数々のテレビドラマ、映画、舞台などで活躍。2004年には、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVOL.1』に出演。殺陣指導も行うなど映画のアクションシーンに貢献。2007年の大河ドラマ『風林火山』では、真田家の忍びを好演し、数多いる日本の女優とは一線を画す殺陣の技術を絶賛される。2017年10月にスタートした、テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』では、母である野際陽子さん役として出演したことが話題に。現在は、YouTubeチャンネルを開設し、自身がディレクションした殺陣・アクションムービーを公開中。自身の殺陣教室も開催している。

杉山知之 (デジタルハリウッド大学 学長・工学博士)

1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月 デジタルハリウッド設立。
2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の初代学院長に就任。XRコンソーシアム理事、ロケーションベースVR協会監事、超教育協会評議員を務め、また福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。
著書は「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)、『デジタル・ストリーム ―未来のリ・デザイニング』新装版(電子書籍/デジタルハリウッド・パブリッシャーズ)※2022年3月発刊ほか

「アニメーション部門」上映作品の紹介
https://shortshorts.org/2022/program/program_cat/anime/
国内外のコンテンツ業界に多数のクリエイターを輩出しているデジタルハリウッドとSSFF & ASIAとのコラボレーションによる「アニメーション部門」。12年目を迎える今年は、世界62の国と地域から513作品の応募を数え、その中から23作品を選抜、特別上映2作品と併せて、25作品を上映・配信いたします。
デジタルハリウッドが主催するクリエイティブアワード「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022」でベストCGアニメーション賞を受賞した『FRANK THE PIG』(監督:今福洋志)も特別上映されます。才能溢れるCGクリエイターたちの新作にご期待ください。

特別上映・配信作品:6月4日(土)~配信開始

デジタルフロンティア グランプリ2022 「ベストアニメーション賞」受賞『FRANK THE PIG』
監督:今福洋志 / 日本 /9:06 / アニメーション / 2021
おしまいだ。大仕事に失敗したフランクはもうじき消される。残された時間をモーテルで潰す彼はあえていつも通りだらしなく過ごしてやろうと考えていたが、歌手志望の娘と偶然出会ったことによって生への執着を取り戻していく。
ダーレン・アロノフスキー(「ブラック・スワン」)プロデュース『ヴァンダル』(The Vandal)
監督:Eddie Alcazar / アメリカ /15:38 / アニメーション / 2021
男はロボトミー手術(前頭葉切断術)を受け、回復中であった。そんな矢先に介護者でもある最愛の妻を亡くし、精神が錯乱する。

上映・配信作品(ピックアップ):6月4日(土)~配信開始 ※一部抜粋

「9~9番目の奇妙な人形~」のシェーン・アッカー監督作品

クルーソー』(Crusoe)
監督:Shane Acker / 7:26 / アメリカ / アニメーション / 2021
クルーソーは、居住に適した惑星を見つける宇宙探検家唯一の生存者。毎日が生き延びるための闘いだが、鬱陶しいが憎めないエイリアンの友達の助けを借りて、なんとか勝機が見えてきた。初期のジョン・カーペンターやスピルバーグを彷彿させる愉快な SFアドベンチャーアニメーション。

オーバーハウゼン国際短編映画祭はじめ、カナダやポーランドなど国内外の映画祭に作品が入選

『Blink in the Desert』
監督:副島しのぶ / 10:34 / 日本 / アニメーション / 2021
悪意は突然現れる。まるで瞬きするかのように、羽ばたく羽虫のように気まぐれた。若き砂漠の隠者は、ある日突然現れた羽虫を殺してしまう。その姿をじっと見つめるゾウ。その日から、少年は羽虫の影に追われていく。

ワルシャワ映画祭、クレルモンフェラン国際短編映画祭など世界界70カ国以上の映画祭で作品が上映
国内では前作『Prey』がSNS上で話題に!

『バケツの中のギター』(A Guitar in the Bucket)
監督:Boyoung Kim/ 14:51 / 韓国 / アニメーション / 2021
すべてが自動販売機でレンタルできる世界で、ギタリストを夢見る少女がいた。しかし、後押ししてくれる人は現れず…。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 概要

映画祭代表:別所 哲也
開催期間:2022年6月7日(火)~6月20日(月)、オンライン会場は4月28日(木)~6月30日(木)
上映会場:オープニングセレモニー会:LINE CUBE SHIBUYA、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペース オー、TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、赤坂インターシティコンファレンス
※開催期間は各会場によって異なります
料金:会場上映:無料
※一部有料イベントありチケット販売のオンラインプラットフォーム「Peatix」にて事前申し込みいただけます。
※TORQUE SPICE & HERB,TABLE & COURT会場は一部を除きチケット予約不要です。
※当日の初回上映20分前から先着順に、その日に上映する各プログラムの当日券を配布いたします。
※上映またはイベント開始の10分前から、整理券に記載されたグループ順で入場を開始致します。
一般からのお問い合わせ先:03-5474-8844

■オフィシャルサイト:
https://www.shortshorts.org/2022

■主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会

※新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、時期または内容を変更する場合があります。

★SSFF & ASIA 2022 SDGsの取り組み★   
SSFF & ASIAでは、チケットやフライヤーといった印刷物の配布を2020年からデジタル化。小さなことからSDGsを実現していく映画祭として展開します。また、引き続き「ダイバーシティ」や「戦争と生きる力」をテーマにしたプログラム展開、「地球を救え!」をテーマに選出されるアワード、Ladies for Cinema Projectなど、映画祭を通じてフィルムメイカーと参加者がSDGsを考えるきっかけを創出してまいります。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (SSFF & ASIA)について
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生し、現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。また、2018年に映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年1月には、20周年の記念イベントとして「ショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッド」が行われ、また、2019年の映画祭より、オフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門)およびノンフィクション部門の各優秀賞4作品が、2022年からはアニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。SSFF & ASIAは映画祭を通じて引き続き、若きクリエイターを応援してまいります。