Press Release

デジタルハリウッド大学大学院12期生Olgaさんが製作参画 光を纏う新たなウェアラブルデバイス「Fabology」をデザイン ~MEDIA AMBITION TOKYO 2016で展示~

デジタルハリウッド大学大学院
12 期生Olgaさんが製作参画
光を纏う新たなウェアラブルデバイス
「Fabology」をデザイン
<MEDIA AMBITION TOKYO 2016 で新規展示が決定>
会期:2016 年 2 月 26 日(金)~3 月 21 日(月・祝)
展示会場:六本木ヒルズ 森タワー52 階 東京シティビュー

 日本初の株式会社による専門職大学院、 デジタルハリウッド大学大学院では、 本大学院在籍の12期生(2015年4月入学)・Olgaさんが衣装デザインを手掛けた「Fabology」(セメダイン株式会社による導電性接着剤『セメダインSX-ECAシリーズ』を用いた作品)の新規展示が決定しました。

 導電性接着剤『セメダインSX-ECAシリーズ』は、 セメダイン株式会社が開発した製品です。 『セメダインSX-ECA』は、 布に簡便に導電性が付与でき、 かつ布への接着・追従性に優れた導電性ペーストで、 より簡便にウェアラブルデバイスの製作を実現します。 

 この画期的な新製品と、 服飾デザイナーのOlgaさん、 製作パートナーのAgIC株式会社によるコラボレーションで、 文字通りの“ウェアラブルデバイス”ともいえる作品が完成しました。 

 同作品は、 本学学長杉山の推薦により、 MEDIA AMBITION TOKYO 2016で展示されることが決定しました。 Fashion×Technologyの未来をぜひ会場で体感してください。 

 本大学院では、 今回のOlgaさんのように、 本学在籍の院生・修了生の起業・事業支援に注力しております。 

【Olgaさんからのコメント】

発表に際し、 大学院という環境がどのように活かされたのか ― 。 
Olgaさんからは、 
「今回制作した作品が、 MEDIA AMBITION TOKYO 2016という素晴らしい場所で展示して頂くことになり、 このような機会を頂けたのは杉山学長のおかげです。 ここからまた、 まだまだ面白いことが出来ればと思っています。 」
とコメントをいただきました。 

 

◆ プロフィール :
Olga(オルガ)
海外にてデジタルとファッションの関係性を独自に学び、 3Dモデリングから洋服をデザインするという異色のファッションデザイナー。 デジタルツールを駆使した新しい服づくりへの挑戦と、 ファッションの新たな視点を提案している。 国内外アーティストへのPVやライブ衣装、 ツアーグッズのデザインを多数手掛けるだけではなく、 東京コレクションにも参加するなど、 活動は多岐に渡る。 3月5日より、 渋谷パルコ、 パート1の中でもハイブランドが軒を連ねるフロア3Fにて、 自身のブランドである、 Etw.Vonneguet直営店をオープン予定。 

Etw.Vonneguet
デザイナーOlga 率いるファッションメゾン、 Etw.Vonneguet (エトヴァス・ボネゲ)。 デジタルツールを使った新しい服づくりへの挑戦と、 ファッションの新たな視点を提案する。 服を媒体とした人と社会への意味的デザイン活動を理念としている。 

 

<「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」について>
今年で4回目を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO [MAT] は、 最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。 2016年は開催エリアを拡大し、 六本木を中心に、 青山・銀座・飯田橋・御茶ノ水・お台場・天王洲等、 都内各所を舞台に最先端のアートや映像、 音楽、 パフォーマンス、 ハッカソンやトークショー等が集結します。 
国内外の様々な分野のイノベーターや企業、 イベントが参画することで、 多様なプログラムが都市のあちこちに有機的に増殖し、 拡大し、 つながり、 MATはこれらを包括する活動体として成長を続けています。 
2020年、 そしてその先の未来を見据えて移動や通信、 情報を含んだ都市システムのありかたが大きく変化している今、 都市の未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提示。 ジャンルやカテゴリーの枠を超えたボーダーのない自由な実証実験により、 未来を変革するムーブメントを実体化するようなテクノロジーアートの祭典を目指します。 

■MEDIA AMBITION TOKYO 2016 開催概要
名称 : MEDIA AMBITION TOKYO 2016
会期 : 2016年2月26日(金)~3月21日(月・祝) 25日間
会場 : 「Fabology」展示 六本木ヒルズ 森タワー52階 東京シティビュー、 他
主催 : MAT Committee
    MAT実行委員会
    六本木ヒルズ/CG-ARTS協会/JTQ Inc./Rhizomatiks
URL : http://www.mediaambitiontokyo.jp/ 

<導電性接着剤について>
【1.開発経過】
「持ち運ぶデバイス」から「身につけるデバイス」へ。 ウェアラブルデバイスは、 ますます進化し、 また、 「ヘッドマウント型」、 「腕時計型」など身に付け方も様々な提案がされています。 
「よりコンパクトに、 より自然に、 より高い耐久性を」と、 各種ウェアラブルデバイスに共通している課題は、 回路形成や部品実装技術そのものの課題でもあります。 
これらの課題を解決し、 ウェアラブルデバイスの進化を加速させるためのプロトタイプとして、 セメダイン株式会社が、 低温硬化形の導電性ペースト『セメダインSX-ECAシリーズ』を用い、 服飾デザイナーのOlga(Etw.Vonneguet)・製作パートナーAgIC株式会社と共に、 風合いを損なうことなくテキスタイルに直接回路形成し、 直接LEDチップを多数実装した作品をデザイン、 製作しました。 

【2.『セメダインSX-ECAシリーズ』の製品特長】
1) 湿気で硬化するため、 室温程度の環境温度下でも十分な導電性が発現します。 
2) 硬化後も柔軟性に優れ、 各種素材の変形に追従します。 
3) セメダイン株式会社が培ってきた接着技術により、 様々な素材への接着性に優れます。 
  特にシリコーンゴム、 布、 紙、 各種フィルムにも直接回路形成できます。 
4) ペーストは液状のため、 ディスペンス、 印刷などで簡便に回路形成、 部品接続が可能です。

プロモーションビデオURL : https://www.youtube.com/watch?v=IKiZm99bAHs

【3.今後の展開】

『SX-ECAシリーズ』の上記特性を活かした、 各素材への回路形成方法や接続方法のさらなるノウハウの蓄積を進め、 本技術を応用した、 医療・介護、 スポーツ、 ヘルスケアなどの分野におけるウェアラブルデバイスへの展開を図る予定です。 
例えば、 身に着ける身近な衣類、 ベルト、 シューズ、 帽子など、 また鞄や手帳などの小物類までセンサーなどの機能デバイスを付与することが期待できます。 

■製作協力
衣装デザイン : Olga (Etw Vonneguet)
衣装製作    : AgIC株式会社
出演        : 藤間 蘭翔

【セメダイン株式会社について】
商号    : セメダイン株式会社(CEMEDINE CO., LTD.)
本社    : 〒141-8620
        東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー
代表者   : 代表取締役社長 岩切 浩
設立    : 1948年4月22日(創業1923年11月)
証券コード : 東京証券取引所(市場第2部) 4999
資本金   : 30億5,037万5千円
主な事業内容: 接着剤・シーリング材・粘着材・特殊塗料・コーティング剤
       およびその加工品の製造販売
       接着および防水等に関する施工および請負
URL    : http://www.cemedine.co.jp/