デジタルハリウッド、奈良県教育委員会と
公立学校の ICT 活用教育エバンジェリスト育成を推進
IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社は、 奈良県教育委員会と連携することとなりました。
主な取り組み内容は、 同県の公立学校(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)のICT活用教育エバンジェリスト育成プロジェクトにおいて、 当社のeラーニングを活用した教員の指導力向上サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を活用し、 教員がICTを有効活用して効率的・創造的な授業作りができるよう支援していきます。
■背景・目的
奈良県教育委員会は、 児童生徒の情報活用能力を高め、 情報社会の進展に対応した教育を推進するため、 その指導的役割を果たす教員として、 ICT活用教育エバンジェリスト(以下、 ICTエバンジェリスト)を育成していきます。 本プロジェクトは、 さまざまな研修を通して、 ICTを活用した教育を推進する教員の指導力を向上させ、 奈良県教員の資質・能力を高めることをねらいとしています。 ICTエバンジェリストは、 市町村教育委員会等から推薦された各校種の教員で構成され、 以下の役割を担います。
1.自らが担当する教科・科目の授業目標を達成するために、 ICTを有効に活用した授業案を考え、 実践する。
2.教科指導以外にも、 特別活動、 学校行事、 部活動、 校務事務等の教育活動全般にICTを効果的に活用する。
3.自らの実践成果を、 研修の機会等を通して他の教員と共有し、 教育活動の中での更なる実践を促す。
4.他の多くの教員への助言や研修会等を通して、 研修成果の普及を行い、 より広範囲での教育活動の更なる改善を支援する。
今回、 デジタルハリウッドは、 ICTエバンジェリスト向けに、 まずは自らがICTの操作やデジタルクリエイティブのスキルを習得できるようeラーニング教材を提供します。
そして、 それらのスキルを、 各々の授業現場で有効に活用できるよう、 集合型の研修体制を並行して企画・提供していきます。
これらによって、 より一層、 効率的で創造的な教育活動が各学校で行えるよう支援していきます。
■奈良県教育委員会
http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
奈良県教育委員会では、 新学習指導要領や大学入試改革に向けて、 教員が学習者に一方的に知識を伝える授業の在り方から、 学習者が「自分の考えを表現し、 他者の持つ多様性に触れながら、 自らの学びを深める」アクティブ・ラーニングへ移行すべく、 教員のICT活用を促進しています。
「平成28年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(速報値)」における「都道府県別 教員のICT活用指導力の状況(全校種)」の項目で、 47都道府県中低位にあるという現状を改善するために、 教員の指導力向上と学校のICT環境整備の両面から、 ICT活用教育の充実に取り組んでいます。
そして、 その一環として、 Adobe Creative Cloudエンタープライズ版の包括契約や、 慶應義塾大学SFC研究所ファブ地球社会コンソーシアムへの参加、 そして、 今回のデジタルハリウッドとの連携などを進めています。
■デジタルハリウッドアカデミー
http://online.dhw.co.jp/academy
デジタルハリウッドでは、 2005年のデジタルハリウッド大学開学当初よりeラーニングと対面授業を組み合わせる「ハイブリッド教育」による、 教育の標準化と教育効果の向上を実現してきました。 このノウハウを活かして、 大学・専門学校・高等学校・中学校・小学校・特別支援学校・教育サービス企業などの教員の指導力向上を支援するサービスが「デジタルハリウッドアカデミー」です。
例えば、 概論的なナレッジやICTツールの操作方法等のスキルは「一対多」の対面型の集合学習よりもeラーニングによる個別学習が効果的であるため、 eラーニングを活用して、 教員のナレッジ・操作スキル面の育成を推進します。 そして、 教員がeラーニングで習得した成果を駆使して、 各学校の授業現場をより活性化できるよう、 実践的なサポート(カリキュラムリニューアル、 教員向け研修、 弊社講師派遣による出張授業、 遠隔ライブ授業、 生徒向けeラーニング教材制作等)をトータルで提供させていただいております。
<導入実績19校(2018年2月現在)>
デジタルハリウッド株式会社
1994年、 日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを設立。 現在、 東京と大阪に専門スクールと、 全国の各都市にWebとネット動画の学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、 そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。 2004年には日本初、 株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、 翌2005年4月に「デジタルハリウッド大学」を開学。
設立以来、 デジタルハリウッド全体で9万人以上の卒業生を輩出している。
さらには、 2015年4月、 スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミーTOKYO』を開校、 同年11月には日本初のドローンビジネスを皮切りに、 ロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティックスアカデミー』を開校した。