デジタルハリウッド
G’s ACADEMY TOKYO 卒業生ベンチャー
『Freecracy 株式会社』へ
J KISS 型新株予約権による資金出資を実施
IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社は、 Freecracy株式会社に対し、 当社のインキュベート機関『D ROCKETS』を通じてJ KISS型新株予約権による資金出資および同社との業務提携を行ないました。
Freecracy株式会社が運営しているベトナム向けコミュニティ支援型HRマッチングサービス「freeC」の支援を通じ、 卒業生エンジニア・クリエイターがアジアにも活躍の場を広げることを加速します。
■デジタルハリウッドが出資をする背景
Freecracy株式会社CEOの国本氏およびCTO上村氏は、 デジタルハリウッド株式会社が運営をする、 エンジニア養成スクール「G’s ACADEMY TOKYO」を2018年4月に卒業をした卒業生です。 今回リリースするプロダクト『freeC』は、 卒業デモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」にて準優勝を獲得したプロダクトです。 卒業生ベンチャーの成功を支援するD ROCKETSより出資を行うことで、 卒業生のグローバルな活躍を支援し、 それに続く起業家人材の輩出を加速したいと考えております。
■J KISS型新株予約権とは
500 Startups Japanがオープンソースとして無償公開した、 シード投資のための契約書です。
500 Startupsは2014年7月に、 KISS(Keep It Simple Security)というシード投資のための標準ドキュメントを公開しました。 その後、 普及が進み、 Y Combinatorが公開したSAFEと並んでシリコンバレーにおけるシード投資契約のデファクトスタンダードとなっています。
日本の規制や実務に合わせる形で設計されたコンバーティブル・エクイティ型のシードステージにおける資金調達のための標準ドキュメントです。 森・濱田松本法律事務所の増島雅和先生により設計され、 KPMG税理士法人による税務面からのレビューを経て、 2016年4月に公開されました。
今回デジタルハリウッドとしては初のJ KISS型新株予約権による投資ですが、 今後も様々なベンチャーを支援するため、 それぞれの成長計画に柔軟に合わせて支援できるよう、 新たな取り組みに挑戦することとなりました。
■freeCの概要
就職やクラウドソーシングのSNS型プラットフォーム「freeC」( https://freec.asia )は、 これまで就職、 クラウドソーシング、 イベント、 ニュースなどバラバラであった情報を個人の興味や専門性によりセレクトし、 ワンストップで応募や仕事を受けることを可能にする高度人材向け次世代ワークスタイルプラットフォームです。
東南アジアでは、 個別案件の単価は安いものの、 日本より専門性を活かした副業や転職の頻度が高く、 彼らがいかにシームレスに自分に合ったキャリアやクラウドソーシングを見つけられるかが次世代プラットフォームの鍵となります。
freeCでは東南アジアに特化した独自のUIUXをSPAと掛け合わせ、 スマホ容量が少ない現地においてもまずはWebで体験を作ることができるWebアプリから開始し、 将来的にネイティヴアプリに移行する戦略を取っています。 またベトナムを始めとした東南アジアでの8年に及ぶビジネス経験を持つ国本(CEO)と現地での5年のキャリアを持つCMOなど、 現地での経験やコネクションがあることも強みです。
また3年以内には日本企業と東南アジアの高度人材を結びつけ、 現在はローカルコストの3倍程度するオフショア開発などを大幅に下げることや日本で不足する人材の就職マッチングを行うことも想定しています。
■freeCの特徴
1.仕事の形態(フルタイム・パートタイム・フリーランス)ではなく、 興味や専門性によりスクリーニングされたキャリア・クラウドソーシング・ニュース・イベントなどがリアルタイムでスマホに届く
2.優れたUI・UXによりワンクリックで仕事やクラウドソーシングの仕事にアプライでき、 メールや履歴書を使用せず、 チャットと動画を利用し、 より短時間でわかりやすいマッチングができる
3.人と企業の繋がりを点ではなく、 線と捉え、 長期的な関係構築に向けて給与や条件などだけではなく、 企業の特徴や大切にしている点、 働いている人々の姿が見られるような投稿や企業ページを作成できる
4.freeCのユーザーは今すぐ転職を考えている10%の顕在層よりは90%の潜在層をターゲットとしており、 短期間での無理なマッチングではなく、 毎日5分の情報チェックでミスマッチのない就職・採用ができる
【会社概要】
社名:freecracy株式会社
代表者:代表取締役社長兼CEO 国本和基
設立:2018年8月2日
所在地:
日本)東京都港区浜松町二丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
ベトナム) Bao Chi Village, 50 Street 5, Thao Dien, District 2, HCM, Vietnam
事業内容:就職やクラウドソーシングのSNS型プラットフォーム「freeC」開発・運営事業
URL:freec.asia
Email:info@freec.asia
■G’s ACADEMY TOKYOについて

「セカイを変えるGEEKになろう。 」のコンセプトの元、 G’s ACADEMY TOKYOは「自分のチカラでセカイを変えることに挑戦する」意欲の高い方々を支援し、 日本から世界へ挑戦するベンチャーを輩出することをミッションとしてデジタルハリウッド株式会社が2015年4月に設立しました。 新たなWebサービス・ITサービスを日本から生み出すことを目指した『エンジニア起業家養成スクール』です。 「授業料後払い」というユニークなシステムで、 定員の2倍近い応募者の中からIQ/IDEA入試で受講者を選抜。
東京では開校以来10期連続の満席で開講しています。
起業・転職を目指す方がプログラミングを0から学び、 卒業前には一流エンジニアのメンターのサポートがついて、 オリジナルのWebサービスを開発。 卒業後は500万円までの投資やオフィスシェアの支援が受けられるのも大きな特徴です。
開校から3年で26社が起業し、 合計13億円以上の資金調達に成功するという驚異的な実績を出し、 スタートアップが次々と誕生する場所として、 東京で高い注目を受けています。 2018年7月には、 「G’s ACADEMY FUKUOKA」を福岡に開校。 全国で起業家の輩出に挑戦します。
■デジタルハリウッド株式会社
1994年、 日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを設立。 現在、 東京と大阪に専門スクールと、 全国の各都市にWebと映像について学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、 そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。 2004年には、 日本初となる株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、 翌年4月には「デジタルハリウッド大学」を開学。 設立以来、 9万人以上の卒業生を輩出している。
さらには、 2015年4月、 スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミーTOKYO』を開校、 同年11月には日本初のドローンビジネスを皮切りに、 ロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』を開校した。 デジタルコンテンツ業界の人材育成と、 産業インキュベーションに力を注ぐ。 2019年に設立25周年を迎える。
また、 デジタルハリウッドは各スクール、 大学および大学院の卒業生を対象に、 起業を支援するためのインキュベート機関として、 『D ROCKETS』を2016年6月に設立。
起業家とエンジニアの化学反応を引き起こし、 「セカイを変えるようなWebサービスを日本から産み出す」ことを目指す。
●D ROCKETS