<開催レポート>
Jump into the world!
世界で活躍するCG アーティストに学ぶクリエイティブの真髄
~2018 summer~
IT関連及びデジタルコンテンツの人材育成スクール[デジタルハリウッド] は、 本科CGヴィジュアルアーティスト専攻<全日1年制>のコンセプトの1つである”国内外を問わず、 見る人に大きな感動を届けるアーティストを目指す”人材育成を実践するため、 『Jump into the world!世界で活躍するCGアーティストに学ぶクリエイティブの真髄 ~2018summer~』を全4回に渡り、 東京および大阪で開催し、 デジタルハリウッドの在校生・卒業生だけでなく、 CG・映像業界での活躍を志す、 延べ400名以上の方々にご参加いただきました。
また、 本専攻のテーマでもある”海外就職”を実現したアーティストをお招きした内容については、 「海外就職を叶えるまでのステップや海外でのCGアーティストとしての生活など、 実体験を聞くことができたので、 今後参考になった」、 「今まで聞いたことがない内容で、 とても勉強になった。 また、 セミナーを通して海外就職をより叶えたいと思った」等の感想も多くいただき、 大変好評をいただきました。
今秋もデジタルハリウッドでは、 海外で活躍するための知見や経験を豊富に持ったアーティストを講師として迎え、 “国内外を問わず、 見る人に大きな感動を届けるアーティストを目指す“ためのセミナー、 イベントを展開します。
本リリースでは、 全4回に渡り開催したイベントの内容をダイジェストでご紹介いたします。
<第1回 「イマイズミ式! 海外CGプロダクション就職セミナー」>
【ゲスト紹介】
今泉 隼介氏 (3DCGモデラー/株式会社モデリングブロス代表)
2000年に渡米。
カリフォルニア州立大学卒業後、 ロサンゼルスにあるZoic Studios( https://www.zoicstudios.com/ ) にてモデラーを務める。
アメリカ生活12年の後、 帰国。 帰国後はフリーランスモデラーとして映画、 コマーシャル等の映像制作に携わり、 専門学校講師として後進の育成にも務める。
得意分野は乗り物や背景などハードサーフェイスモデリング、 テクスチャリング。
今泉氏個人Twitterアカウント: @ShunImaizumi
モデラーとして活躍されている今泉氏。
先ずは、 アメリカのCG企業での働き方についてからお話しいただきました。
今泉氏が勤務されていたZoic Studiosでは、 家庭との両立のために朝5時に出社しているスタッフや、 出勤前にサーフィンをしてから出社するスタッフがいるとのこと。 フレックス制を採用している企業だからこその勤務体制の多様性や学生の育成、 職種ごとの細かな分業など、 日本との働き方の違いに会場からは驚きの声があがりました。
また、 今泉氏のご経験から海外プロダクションへの就職に必要な要素をイマイズミ式「3つのEと5つのステップ」としてお話しいただき、 海外就職までのどのようにステップを踏んで行くのかなど、 目標が明確になったという参加者が多くいらっしゃいました。
ブログはこちらから:
https://school.dhw.co.jp/school/tokyo/blog/20180701.html
<第2回 Pixar Animation Studios アニメーター 原島朋幸氏による 「インクレディブル・ファミリー」メイキングセミナー>
【ゲスト紹介】
原島 朋幸氏(アニメーター/Pixar Animation Studios)
神奈川県出身。 電気通信大学を卒業後エンジニアとして勤務している時にデジタルハリウッドを知る。 デジタルハリウッド在籍中に作成したショートフィルムが1999年にロスアンゼルスで開催されたシーグラフのエレクトロニックシアターで上映される。
2001年に渡米しサンフランシスコの美大、 アカデミー・オブ・アートでピクサーのアニメーターが教える通称ピクサークラスを履修する。 アカデミー・オブ・アート在籍時にロスアンゼルスの老舗VFX Studioのリズム・アンド・ヒューズでアニメーション・インターンとして「ガーフィールド2」の制作に携わる。
その後DreamWorks AnimationとPDI/DreamWorksにてアニメーターとして「ヒックとドラゴ1、 2」や「マダガスカル2、 3」などの制作に携わる。 ピクサーでは「アーロと少年」、 「ファインディング・ドリー」、 「カーズ/クロスロード」、 最新作「インクレディブル・ファミリー」の制作に携わる。
アニメーターとして活躍されている原島氏。
「インクレディブル・ファミリー」で原島氏が担当されたシーンを映しながら、 修正が加えられて最終的にどのようなシーンになったのかを解説していただきました。
簡単そうに見えるシーンでも、 キャラクターたちが話しながら移動していくシーンなどは難しく、 10秒ほどのシーンでも制作に1か月以上時間をかけているとのことで、 会場からは驚きの声があがりました。
また、 今回は特別に、 アカデミー賞も受賞した大ヒット作「リメンバー・ミー」の制作についてもお話しいただき、 原島氏からのサプライズに会場からは歓声があがりました。
「アニメーターは、 彼らが動かされているのではなく、 自分たちで意思を持って動いていると見せることが大切です。 」と原島氏。
制作では、 キャラクターたちにどのような動きをつけていくかをアニメーターがアイデアを出し、 監督に提案していくとのこと。 「リメンバー・ミー」の解説では、 主人公ミゲルのちょっとした仕草が最初の提案から最終的にどのような動きになったのかをお話しいただきました。
ブログはこちらから:
https://school.dhw.co.jp/school/tokyo/blog/20180818.html
<第3回 若杉遼氏による「海外CG アニメーターとして活躍するために、 今知っておきたいことセミナー」>
【ゲスト紹介】
若杉 遼氏(アニメーター/Sony Pictures Imageworks)
2012年にサンフランシスコの美術大学Academy of Art Universityを卒業後、 Pixar Animation StudiosにてCGアニメーターとしてキャリアを始める。
2015年よりアメリカのサンフランシスコからカナダのバンクーバーに移り、 現在はSony Pictures Imageworksに所属。
CGアニメーターとしての仕事の傍ら、 CGアニメーションに特化したオンラインスクール、 AnimationAidの創設者でもあり、 現在も運営のほか講師としてクラスも教えている。 これまでに参加した作品は、 「アングリーバード(2016)」、 「コウノトリ大作戦(2016)」「スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険(2017)」「絵文字の国のジーン(2018)」「Smallfoot(2018)」など
若杉氏個人Twitterアカウント:@Ryowaks
アニメーターとして活躍されている若杉氏。
海外就職は、 Pixar Animation Studiosアニメーターとして働きたい!という夢からスタートしたとのこと。
夢を叶えるために、 若杉氏は日本の大学を卒業後、 アメリカ(サンフランシスコ)のAcademy of Art Universityへ留学。 学生時代は、 目標に向かって今の自分にできることを行う日々だったと若杉氏。 Academy of Art Universityを卒業後、 念願だったPixar Animation Studiosへの就職という夢を叶えました。
夢を見つけ叶えるまでを実際にご経験されたから若杉氏だからこそのお話は、 夢を追いかけるみなさんも応援したいという気持ちが込められた内容となっておりました。
参加者からは、 「海外で働くとはどういうことなのかについて真剣に考える時間となり、 視野が広がった。 また、 背中を押してくれるセミナーだった。 」との声がありました。
<第4回 「ステルスワークス米岡流 海外就職とその後のキャリアパスを考えるセミナー」>
【ゲスト紹介】
米岡 馨氏 (エフェクトアーティスト/ステルスワークス)
2002~2011年にかけて、 アニマ(旧笹原組)、 アニマロイド、 デジタル・メディア・ラボ、 オムニバス・ジャパン、 など、 複数の国内プロダクションでCG制作に携わる。 2011年、 エフェクトアーティストとして、 PIXOMONDOのベルリンスタジオへ移籍。 2012年、 Scanline VFXのバンクーバースタジオへ移籍。 両社で学んだハリウッドクオリティのエフェクト制作を日本で実現するため2014年に帰国。 2015年、 エフェクト専門プロダクションのステルスワークスを設立。 『evangelion : Another Impact(Confidential)』 『シン・ゴジラ』 『海賊とよばれた男』 『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』 『鋼の錬金術師』など多くのメジャータイトルのヒーローショットのエフェクトを手掛ける。
米岡氏個人Twitterアカウント: @Keiyoneoka
エフェクトアーティストとして活躍されている米岡氏。
日本でもハリウッドクオリティのVFXを作りたいと考え、 日本に帰国することを前提に海外での就職を目指し活動した際に経験した「失敗と成功」からお話しいただきました。
米岡氏の失敗は、 「いつかは海外就職をしたい。 」という考えの時期があったこと。 「いつか」では目標が漠然としすぎていて、 なかなか実現まで達成することは難しい。 この現状を打破するために、 米岡氏は「35歳までには海外で働く」と目標を具体的に設定し、 活動したことが成功へのカギであったとお話いただきました。 期限を設けて何かを行うことや待ちの姿勢ではなく、 自ら積極的に行動することが大切であると米岡氏。 参加者からは「このお話が、 とても心に響きました。 」という声がありました。
ブログはこちらから:
https://school.dhw.co.jp/school/tokyo/blog/20180925.html
いかがでしたでしょうか。
デジタルハリウッドでは、 国内外を問わず、 見る人に大きな感動を届けるアーティストを目指している方々を応援し、 今後も受講生や入学を検討されている方へ、 これからの参考になるようなイベントを開催していきます。
この秋も、 海外で活躍している卒業生をお迎えしてのセミナーを開催しますので、 是非ご注目ください。
【2018年秋開催!国内外で活躍するCGアーティストによるセミナーラインナップ】
「本科CGヴィジュアルアーティスト専攻」2019年4月生出願開始記念セミナーを開催いたします。
CGアーティストとして世界を舞台に活躍を目指されている方、 海外での就職に興味をお持ちの方にお勧めのセミナーとなっております。 是非お気軽にご参加ください。
山田義也氏による『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』メイキングセミナー
開催日時:
2018年10月28日(日) 14:30~16:00 (14:15開場)
ゲスト:
山田 義也氏(Senior Generalist Artist/Industrial Light & Magic)
デジタルハリウッド卒業生
セミナー詳細ならびにお申込はこちら:
https://school.dhw.co.jp/school/tokyo/event/event117.html
タイトル未定
開催日時:
12月2日(日)14:00~15:30 (13:45開場)
ゲスト:
藤原 淳雄氏(シニアアニメーター/Sony Pictures Imageworks)
※詳細は後日発表
社会人向け専門スクール・デジタルハリウッド東京本校では、 世界に通用する”本物の力”を身につけるフラッグシップの本科コース(週2日/週4日全日制)を展開しております。 ご興味あるコースがございましたら、 イベントと合わせてご検討ください。
【本科CGヴィジュアルアーティスト専攻<全日/選抜制>】
見る人に大きな感動を届ける3DCGクリエイターとして国内外と問わず活躍できるスキルを習得します。 「世界に挑戦したい」、 「こんな作品を作りたい」などの強い夢をお持ちの方だけのための全日選抜制です。
開講時期 : 2019年4月
期間・曜日:1年間 [全日4日制]
対象者:クリエイティブ経験者。 3DCG・映像業界への就業をしたい方。
本科CGヴィジュアルアーティスト専攻 特設サイト
>> https://school.dhw.co.jp/course/cgv/index.html
【本科CG/VFX専攻】
3DCG、 VFX、 あらゆる映像制作に必要な技術を1年かけて基礎から応用まで幅広く学ぶカリキュラムです。 その制作に必要な技術を、 オリジナル作品制作を通じて実務レベルまで引き上げます。
開講時期 : 2019年4月
期間・曜日:1年間 [平日2日]または[週末1日+平日夜1日]
対象者:未経験から入学可。 3DCG・映像業界への就業をしたい方。
本科CG/VFX専攻 特設サイト
>> https://school.dhw.co.jp/p/cgvfx-lp/1708dhw/
【本講座に関するお問い合わせ】
デジタルハリウッド東京本校
TEL:0120-386-810
(受付時間:10:00~21:00休館日:毎週月曜および祝日)
Mail:tokyo@dhw.co.jp
https://school.dhw.co.jp/school/tokyo/