デジタルハリウッド大学[DHU]× リクルート
産学連携による高校生向け広告制作
プロジェクト2020実施報告
文部科学省認可の株式会社立の大学として、 デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶデジタルコミュニケーション学部(4年制大学)と、 理論と実務を架橋し新たなビジネスを生み出すデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置するデジタルハリウッド大学(所在地 東京・御茶ノ水、 学長 杉山知之)では、 株式会社リクルートおよび株式会社リクルートマーケティングパートナーズとの産学連携により、 高校生向け進学媒体『スタディサプリ進路 入試・出願特集号』(2020年8月末発刊)に同封される広告制作プロジェクトを実施しました。
本学が重視する学外活動もしくはPBL(Project Based Learning 問題解決型学習)の取り組みの一例として、 今回の産学連携に至った経緯、 実施内容、 掲載紙面とともに、 広告制作に携わった在学生および関係者のコメントを紹介します。
■産学連携に至った経緯
リクルートグループは、 進学、 結婚、 就職、 旅行など、 人生の様々な場面の選択に「まだここにない出会い」を提供しています。 今回はその中でも高校生の進学に出会いの場をつくるリクルートマーケティングパートナーズ(以下、 RMP)と、 デジタルハリウッド大学(以下、 DHU)入試広報グループならびに在学生5名によるコラボレーションが実現しました。
RMPでは「スタディサプリ」を筆頭に、 高校生向けインターネット学習支援サービスや進路選択のための情報提供を行っています。 そのひとつである「入試・出願特集号」は、 全国10万人以上の高校生の自宅に無料送付される進学雑誌です。 今回はこの雑誌に挟み込まれる形で送付されるA5版両面1ページのDMを制作します。
DHU入試広報グループでは当該雑誌への広告出稿を行うにあたり、 同グループに所属する在学生インターン「キャンパスPRプロジェクト」に企画立案とクリエイティブ(デジタルツールを用いた実際の制作)を依頼しました。
キャンパスPRプロジェクトとは、 DHUが開催するオープンキャンパス等の各種イベントの企画・運営を通じて、 社会人としてのスキルやイベントプランニングの手法を学びながら単位習得ができる「学内インターンシップ」*として、 2018年度より導入しました。 このインターン活動の一環として、 3期生5名が広告制作プロジェクトに参加しました。
なお本プロジェクトは昨今のCOVID-19の感染状況を鑑み、 各種ミーティングから実際の広告制作まで、 すべてオンライン上にて行いました。
*在学生はDHUの運営会社であるデジタルハリウッド株式会社のインターン生として大学事業部・入試広報グループに所属し、 同グループの監督・指導の元で活動しています。
■制作スケジュール
6月19日 DHU入試広報、 リクルート担当者にてプロジェクト発足
>インターン生に広告のコンセプト案出しを指示
6月29日 第1回ワーク会
>顔合わせ、 コンセプト案の提出・発表・投票
7月6日 第2回ワーク会
>デザイン案審議
7月10日 第3回ワーク会
>文面およびデザインのブラッシュUP
7月17日 原稿入稿
8月14日 振り返りMTG
8月末日 DM発送
■実施内容
第1回ワーク会(6/29)では、 RMPよりプロジェクト概要と広告制作の考え方についてのレクチャーが行われました。 その後、 インターン生から事前に提出された「企画発表シート」をもとに、 広告のコンセプト案について討議しました。 討議の結果、 企画内容と役割に応じて2つのグループに分け、 次回までにデザイン案を固めてくることを課題とし、 初回のワークを終えました。
第2回ワーク会(7/6)では、 2グループによるデザインコンペを実施しました。 DHU入試広報およびRMPのスタッフが審査員となり、 「ターゲットが明確である」「伝えたいことが明確である」「伝え方に工夫がある」「表現として面白い」の4点からそれぞれのデザイン案を評価しました。 最も評価の高かったデザイン案をベースに、 キャッチコピーなどの文面作成とIllustratorなどのクリエイティブとで役割分担を行い、 原稿作成に着手しました。
第3回ワーク会(7/10)では、 原稿入稿前の最終調整を全員で行いました。 前回ワークからわずか4日間でほぼ完成に近いデザイン案を提出したインターン生に、 RMPの皆様からも労いの言葉がかけられました。
原稿はその後RMP側にて印刷前の修正を施し、 7月17日に入稿されたのち、 8月末に関東・甲信越の約10万人の高校生に届けられました。
■掲載紙面
■プロジェクトメンバー
キャンパスPRプロジェクト :
石渡 遥也(デジタルハリウッド大学1年)
ドロヒナ エリザベータ(デジタルハリウッド大学1年)
政岡 楓子(デジタルハリウッド大学1年)
小林 あげは(デジタルハリウッド大学2年)
渡辺 悠斗(デジタルハリウッド大学3年)
ファシリテーター :
須藤 藍氏
株式会社リクルート 制作・PE統括室
ファシリテーター :
木下 博士氏
株式会社MEETING クリエイティブディレクター/コピーライター
デザイン・校正 :
栗原 義徳氏
株式会社創研
企画・運営 :
小竹 至保氏、 君島 由紀氏
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
まなび事業統括本部 教育機関広報統括部
小勝 健一、 藤ノ木有沙
デジタルハリウッド大学 入試広報グループ
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■本件に関するお問い合わせ先
デジタルハリウッド大学 入試広報グループ
nyushi@dhw.ac.jp
【デジタルハリウッド大学[DHU]とは】
2005年4月、 文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。 デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、 不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。
デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、 VR/AR、 ゲーム、 映像、 グラフィック、 Webデザイン、 メディアアート、 プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、 マーケティング、 広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。 さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、 留学を推進している。 世界40か国・地域出身の学生が在籍し、 御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、 超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、 社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、 創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、 理論と実務を架橋する人材育成を行う。 新規事業プランニングとプロトタイピングなど、 院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、 「令和元年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中 11 位、 私立大学中 3 位となっており、 多数の起業家を輩出している。