Press Release

輸送経済(東京)(新聞) / Lesson02使うための色彩学 性質と利用例

Lesson02使うための色彩学 性質と利用例
​輸送経済(東京)(新聞)

デジタルハリウッド大学 名誉教授 南雲 治嘉氏

 前回説明した通り色が光であり電磁波であることが色彩の全てだ。ここに人間への色としての刺激が存在している。この刺激のメカニズムを見てみよう。
 色は目からの刺激となる。色(電磁波)は目にある網膜に届くと、赤(R)・緑(G)・青(B)のデジタル信号に変換される。変換されたデジタル信号は脳の中の視交叉(しこうさ)を経て各部位に送られる。目とは反対の①にある視覚野で色が発色し知覚する。それが「色が見える」ということだ。